2018.12.13

【スタッフコラム】しかまる。の暮らしメモ byしかまる。

第5回 「部屋とシロクマとわたし」

念願の一人暮らしを始めてから一週間がたち、すっかり快適ライフ満喫中なしかまる。です。初めての一人暮らし。寂しさが募ることを恐れ、実家からあるもの達を一緒に新居へお引越しさせました。

そのあるものとは、いままで集めたシロクマグッズ。何を隠そう、私は無類のシロクマ好きなのです。白い毛並み(実は透明のストローのような毛をしている)にシュッとした鼻先、獲物を捕るために進化した細長い首となで肩。そして極めつけは、そのスマートな上半身とは相反するどっぷりとしたお尻。大人から子どもまで魅了する完璧なフォルムは、いまや雑貨屋さんで1コーナー作れるほどの人気ぶり。夏は涼しさを表すためにアイコンとなる事が多いのですが、冬でも“冬らしさ”を演出するために多用されていて、シロクマ好きとしては1年中彼らを目にすることが出来てありがたい限りです。

シロクマが出てくる映画で思い出すのは、『ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女』(2006年公開)。公開当時(公開からもう10年も経っていたのに驚き)はそこまで興味がなかったものの、シロクマ好きとなったいまでは、すっかりお気に入りの作品になっています。なぜお気に入りかというと、シロクマが出ているのはもちろんなのですが、そのシロクマにソリを引かせて登場する白い魔女がまた美しいのです。

ナルニア国を支配する悪役、白い魔女を演じるのはティルダ・スウィントン。クールで知的なイメージとその中世的な容姿から、魔女や天使、女王など浮世離れした役が多い彼女(なんと御年58歳、これぞ美魔女)。ナルニア国を冬で覆ってしまうほど強い魔力の持ち主で、その迫力と気品漂う美しさが魅力的です。インタビューでは、監督と相談して人間ではない魔女を作り上げることに徹したと語っており、衣装もどことなく周りの景色に溶け込みそうなデザインに仕上がっています。王冠が氷でできていたり、毛皮のコートを着なければ凍えてしまうほど寒いのに肌の露出が多かったりするのも、人間的な温かさを出さないようにするためなのではないでしょうか。

白い魔女がモフモフのシロクマ(CGだけど)を従えているビジュアルだけでご飯3杯食べられそうなほど、シロクマ好きの私にはインパクト大な映画。そんな美しい世界に行けることを夢想しつつ、お部屋のシロクマさんたちと仲良く暮らしていこうと思うのでした。

(しかまる。)