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若者のすべて デジタル完全修復版
ROCCO E I SUOI FRATELLI
(1960年 イタリア/フランス 179分 DCPpic 2017年8月5日から8月11日まで上映
開映時間 10:40 / 16:20
■監督・原案・脚本 ルキーノ・ヴィスコンティ
■原案 ヴァスコ・プラトリーニ/スーゾ・チェッキ・ダミーコ
■脚本 スーゾ・チェッキ・ダミーコ/パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ/マッシモ・フランチョーザ/エンリコ・メディオーリ
■撮影 ジュゼッペ・ロトゥンノ
■音楽 ニーノ・ロータ

■出演 アラン・ドロン/レナート・サルヴァトーリ/アニー・ジラルド/カティーナ・パクシー/ロジェ・アナン/パオロ・ストッパ/シュジ・ドレール/クラウディア・カルディナーレ/スピロス・フォカス

■ヴェネツィア国際映画祭審査員特別賞受賞

■オフィシャルサイト(「ルキーノ・ヴィスコンティ 〜ネオ・レアリズモの軌跡〜」特集時)
https://www.visconti-neo.com/

■物販情報
・「ルキーノ・ヴィスコンティ 〜ネオ・レアリズモの軌跡〜」特集パンフレット(1000円)
・「ルキノ・ヴィスコンティの肖像」関連書籍(1300円)

© 1960 TF1 Droits Audiovisuels - Titanus

大都市ミラノに移住してきた大家族を通して
イタリアの南北問題と人間の弱さを浮き彫りにする一大叙事詩
アラン・ドロンを主演に迎えた
ヴィスコンティ前期の集大成的作品

pic 父親を失った一家は貧しい南部の農村ルカーニアから、北部の大都市ミラノに長男ヴィンチェンツォを頼りに越してきた。ヴィンチェンツォはプロ・ボクサーを志し、次男シモーネと三男ロッコもクラブに出入りするようになった。シモーネは貧困と不遇の青春のうっぷんをグローブに賭け、悪の世界に足を踏み入れる。シモーネはナディアという女に溺れていた。だが彼女は気立てが優しく真面目なロッコを好きになってしまう――。

pic前作『白夜』でリアリズムからの逸脱を批判されたヴィスコンティが、当時のイタリア社会、とくに北部先進工業地帯で重要問題となっていた、南部からの移住民との社会的文化的摩擦を真正面からとりあげた一種の社会告発映画であり、リアリズムの巨匠としての名声をふたたび確立した。

ヴィスコンティ個人としてもこの作品に対する愛情はひとしおであり、もっとも好きな作品のひとつにあげている。彼はその生涯で故郷の地ミラノを舞台にしてつくった作品は『ボッカチオ'70』の挿話をのぞいてはこの作品一本であり、また当時のほかの誰よりもはやく国内移民問題をとりあげたという自負心からでもあろう。お気に入りのレナート・サルヴァトーリ、アラン・ドロンと初の仕事でもある。

※「ヴィスコンティ集成」(フィルムアート社)より解説引用

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家族の肖像 デジタル完全修復版
Gruppo di famiglia in un interno
(1974年 イタリア/フランス 121分 DCP
pic 2017年8月5日から8月11日まで上映
開映時間 14:00 / 19:40
■監督・脚本 ルキーノ・ヴィスコンティ
■製作 ジョヴァンニ・ベルトルッチ
■原案・脚本 エンリコ・メディオーリ
■脚本 スーゾ・チェッキ・ダミーコ
■撮影 パスクァリーノ・デ・サンティス
■衣装 ヴェーラ・マルツォ/ピエロ・トージ
■美術 マリオ・ガルブリア
■編集 ルッジェーロ・マストロヤンニ
■音楽 フランコ・マンニーノ

■出演 バート・ランカスター/シルヴァーナ・マンガーノ/ヘルムート・バーガー/クラウディア・マルサーニ/ステファーノ・パトリッツィ/ロモーロ・ヴァッリ/ドミニク・サンダ/クラウディア・カルディナーレ

■オフィシャルサイト
 http://www.zaziefilms.com/kazokunoshozo/

■物販情報
・パンフレット(700円)

©Minerva Pictures

美しきものを追い求めよ。
名優たちのアンサンブルで彩られる絢爛たる世界
39年ぶりにスクリーンに甦る後期最高傑作

pic18世紀イギリスで流行した<家族の肖像>と呼ばれる家族の団欒画のコレクションに囲まれて、ローマの豪邸に一人暮らす老教授。失われゆくものたちに埋もれ、孤独に生きていた彼の生活が、ある家族の闖入によって掻き乱されていく…。

pic 1972年、前作『ルートヴィヒ』の完成間際に病いに倒れ、ライフワークとしていた諸作品の映画化を断念せざるを得なくなった彼が、共同脚本のエンリコ・メディオーリに口にした「単純で簡潔な、一室内で終始する物語。登場人物は二人」というアイデアから生まれたのが本作。美術のマリオ・ガルブリア指揮の下、制作されたスタジオのセット内ですべて撮影、車椅子を操りながら気迫と執念で撮り上げた。

pic長年に渡り協力関係にあった名優たちが奏でる、室内楽にも似た名演のアンサンブル。『山猫』で、最もヴィスコンティ自身に近い、と言われた滅びゆく貴族を見事に体現したバート・ランカスターが、ここでもまた、ヴィスコンティ自身の精神的な肖像とも言うべき教授役を味わい深く演じている。

始めは反目しながらも次第に強く惹かれていく、粗野な面と知性を同時に持つ美青年コンラッドには、公私にわたり監督から寵愛を受けたヘルムート・バーガー。気品あふれる存在感を過去作に焼き付けてきたシルヴァーナ・マンガーノが、貴族ならではの傍若無人さをまき散らす伯爵夫人に扮し、強烈な存在感を示している。回想場面で登場する、クラウディア・カルディナーレ、ドミニク・サンダの美しさも特筆すべきた。

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