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揺れる大地 デジタル修復版
LA TERRA TREMA(EPISODIO DEL MARE)
(1948年 イタリア 160分 DCP ) pic 2017年4月8日から4月14日まで上映
開映時間 12:40 / 17:50
■監督・原案・脚本・音楽選曲  ルキーノ・ヴィスコンティ
■撮影 G・R・アルド
■音楽選曲 ヴィリー・フェッレロ

■出演 アントニオ・アルチディアコノ/ジュゼッペ・アルチディアコノ/アントニオ・ミカーレ

■1948年ヴェネチア国際映画祭国際賞受賞

■「ルキーノ・ヴィスコンティ 生誕110年 没後40年」オフィシャルサイト
 https://www.visconti-neo.com/
■パンフレット販売未定

©1948 Ar.Te.As. Film, Universalia Produzione. ©1987 Marzi Vincenzo; ©2004 MARZI Srl. All rights reserved. International Sales VIGGO S.r.l.

オールロケ、地元住民のキャストといった徹底したリアリズム
他のネオレアリズモ作品とは一線を画す
神話的風格に満ちた傑作

pic シチリアの小さな漁村。ヴァラストロ家の長男ウントーニは常日頃、漁師たちが仲買人の不当な搾取にあって貧乏に甘んじているのに我慢できず、ある日の仲買人たちとの喧嘩をきっかけに、独立自営の漁を始めることにする。1か月後、鰯の大漁で一家には希望が満ちあふれた。しかしある夜、村を嵐が襲い、漁船は壊れ、漁具を失い、たちまちにして失業者となってしまう…。

picイタリア共産党が選挙キャンペーン用に南イタリアの貧困をドキュメンタリーに撮ろうと考え、それをヴィスコンティに委嘱した。ヴィスコンティはシチリア島に行きロケハンを行ううちに、昔から映画化したかったジョヴァンニ・ヴェルガの小説「マラヴォリア家の人々」のことが頭を占めるようになった。こうしてそのまったく自由な翻案によりこの作品は生まれた。当初は漁師と農民と坑夫の全三部作を構想していたが、けっきょく海の挿話一篇で終わった。

本作はヴィスコンティがネオ・リアリズモの創始者であるにもかかわらず、戦後甘受した遅れを一挙に取り戻し、ネオ・リアリズモのスタイルを完成したと言われ、そのもっとも優れた代表作となった。

「目を開くこと。生きて働きながら、結果として仲買人に搾取されるしかない、そのしがらみから解放されること。あまりにも長い年月、おそらく何世紀も彼らは耐えてきた。何にしろ生まれながら奴隷なのだ。もしわれわれのひとりに反抗しようという勇気があり、意識があるならば、みんながついてこよう。何のために仲買人のために働きつづけるのか。」――ルキーノ・ヴィスコンティ

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郵便配達は二度ベルを鳴らす デジタル修復版
OSSESSIONE
(1942年 イタリア 126分 DCP
pic 2017年4月8日から4月14日まで上映
開映時間 10:20 / 15:30 / 20:40
■監督・脚本 ルキーノ・ヴィスコンティ
■原作 ジェイムズ・ケイン 
■脚本 マリオ・アリカータ/ジュゼッペ・デ・サンティス/ジャンニ・プッチーニ
■撮影 アルド・トンティ/ドメニコ・スカーラ
■音楽 ジュゼッペ・ロザーティ

■出演 クララ・カラマイ/マッシモ・ジロッティ/フアン・デ・ランタ

■「ルキーノ・ヴィスコンティ 生誕110年 没後40年」オフィシャルサイト
 https://www.visconti-neo.com/
■パンフレット販売未定

©1943 I.C.I. Industrie Cinematografiche Italiane. ©1987 Marzi Vincenzo; ©2004 MARZI Srl. All rights reserved. International Sales VIGGO S.r.l.

上映禁止処分を受ける程に
社会の現実を生々しくスクリーンに焼きつけ、
ネオレアリズモの出発点とされる
ヴィスコンティのデビュー作

picポー河沿いのレストランを営むブラガーナの妻・ジョヴァンナは、一回りも年の違う夫との生活に辟易し、退屈な毎日を送っていた。そんなある日、一台のトラックから放り出されてレストランのカウンターを叩いた男・ジーノに欲情をかきたてられる。ふたりはすぐに不倫関係となり、駆け落ちを決行するまでには時間はかからなかった…。

pic “チネマ”誌同人として映画に関わり合ってから、いくつかの映画化企画をもち脚本にまで進んだが、けっきょくヴィスコンティの処女作となったのが『郵便配達は二度ベルを鳴らす』だった。ストーリーの骨格はジェイムズ・ケインの同名小説とほとんど同じであるが、映画はまったくイタリア化されており、ファシズム末期の庶民のデカダンスが画面からにじみ出ている。

この作品により、沈滞をきわめていたイタリア映画にはじめて、リアリズムについて語るにふさわしい作品が生まれたと、当時の反ファシズム知識人の心を捉えた。

「もっとも興味深い要素はあの流れ者だったし、いまもそれに変わりはない。これはそっくり私の手になるものだ。この人物を通して、私の作品の基本的なテーマを表現したかった。つまり社会的問題と旅のふたつだ。この作品はファシスト政権下で撮影されたが、その時代この人物は、革命と思想と自由のシンボルそのものだった。」――ルキーノ・ヴィスコンティ

※「ヴィスコンティ集成」(フィルムアート社)より解説引用

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