07年度話題の邦画を2本立て!!
テーマは「家族」ということで、当館が07年度の邦画から選びに選び抜いた珠玉の2本を皆様にお届けします!

pic家族といっても世の中には色んな家族がいるものですよね〜。
円満な家庭もあれば、親子で憎み合って会話もしない家族。
はたまたご近所に評判な幸せそう家族でも家の中じゃ虐待…なんてことも。

家族のあり方は千差万別。
人間の歴史が始まって以来、地球には何十億、いや何百億、いや…幾多の家族が育まれ、その時代時代ごとの家族のあり方が存在しました。そして、映画は誕生した百年前から「家族」というテーマと共に成長し、発展してきました。むしろ「家族」ほど映画に起用されたテーマはないのではないでしょうか。

pic家族は映画により美化され、人々はそれを見て逆に家族とは何なのかを学んできました。それは世紀を越えた現代でも変わらず、映画監督というアーティストたちは常に「家族」をテーマに多くの作品を世に送り出し、我々に再確認をさせてくれます。

人が生きていく上で必ず通るテーマ。それが家族です。

そして、今回07年度の日本の家族像をとらえたであろう2本を厳選しました。
この2本の違う視点から見た家族を皆様にご堪能いただき、
何か家族のカタチについて再確認、もしくは発見できるものがあれば幸いです。

転々
(2007年 日本 101分)
2008年4月19日から4月25日まで上映 ■監督・脚本 三木聡
■原作 藤田宜永
■エンディングテーマ ムーンライダーズ

■出演 オダギリジョー/小泉今日子/吉高由里子/岩松了/ふせえり/松重豊/広田レオナ/麻生久美子

■オフィシャルサイト http://tokyosanpo.jp/indexp.html

まず1本目は以前うちでも特集を組んだ日本映画界の異端児、三木聡監督作品『転々』。07年度は三木聡の年と言っても過言ではないほどテレビに映画にと彼の作品を見かけ、その度に何とも言えないシュールな笑いで我々を笑わしてくれました。

pic今回は持ち味の小ネタでくすくすっとわき腹にくる笑いに加え、切なくジーンと癒されちゃいます。まぁ、ある意味今の時代のニーズに1番適した内容と言えるのではないでしょうか。《笑い&癒し》の二大兵器で三木聡は日本を大空襲!!

そして何よりも注目はテレビ『時効警察』で世間の話題をさらったオダギリジョーと三木聡監督の息のピッタリあったコンビでしょう。また三浦友和、小泉今日子、注目新人の吉高由里子も三木ワールドの中で存分に実力を発揮。その他三木聡作品には欠かせない常連キャストもちゃんと総集結してますよー。

pic返済期限あと3日!借金地獄大学8年生の竹村文哉(オダギリジョー)と借金取りの福原(三浦友和)、2人がひょんなことから到着期限のないぶらぶら東京散歩をすることに。 道中さまざま曲者たちと出会い、ごたごたに巻き込まれながらも心を少しずつ通わしていく2人が最後の霞ヶ関で迎えた結末とは…。


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サッド ヴァケイション
(2007年 日本 136分)
pic 2008年4月19日から4月25日まで上映 ■監督・原作・脚本 青山真治
■出演 浅野忠信/石田えり/宮崎あおい/オダギリジョー/板谷由夏/中村嘉葎雄/光石研/斉藤陽一郎/辻香緒里

■オフィシャルサイト  http://www.sadvacation.jp/

そして気になるもう一作品はというと、こちらも以前うちで特集を組んだことのある青山真治監督の渾身の力作『サッドヴァケイション』。

青山真治監督といえば、世界にも名の知れた日本が誇る映画監督としてご承知の方も多いと思います。今作は彼のデビュー作となる『Helpless』と第53回カンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞とエキュメニック賞のダブル受賞を成し遂げた傑作『EUREKA ユリイカ』の集大成的作品となっています。

また構想10年。オール北九州ロケと満を持して挑んだ本作のために日本映画界の豪華キャストが総集結!
主人公の浅野忠信を筆頭に石田えり、宮崎あおい、板谷由夏、中村嘉葎雄、オダギリ ジョー、高良健吾、と錚々たるメンバーが競演。その上、『Helpless』『ユリイカ』にも出演していた光石研と斉藤陽一郎の抜群の漫才的やりとりも健在です。

「あの女を不幸にするためなら、俺はどんなことでもやる」

pic幼い頃、自分(浅野忠信)を捨てた母(石田えり)との運命的な再会。
母との復讐を胸に秘めて暮し始めた息子の前に、偉大な母性が立ちはだかる…。
すべてを包み込みながら美しく生きる”ゆるぎない女たち”。やさしく、したたかな女たちの笑顔が、男たちを未来へと導いていく…。


〈ローラ〉

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