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投票で上映作品を決めてしまおう!というコンセプトのもと開始した
お客様参加型プログラム「ドレミる?シネマ」、その第2段は三谷幸喜特集。
最新作『THE 有頂天ホテル』の併映作品として、
以下の3作品からお客様の観たい1本を投票していただきました。


有頂天ホテルpic


ラヂオの時間


みんなのいえ


笑の大学


投票総数はなんと2,068票。(うち無効票5票)
たくさんの投票ありがとうございます。
さて、その結果は…

最終結果グラフ

1位 笑の大学…1,038票
2位 ラヂオの時間…809票
3位 みんなのいえ…216票

開始当初から圧倒的な強さを見せた『笑の大学』が見事逃げ切りました。 一方、ラスト10日で怒涛の追い上げを見せた『ラヂオの時間』、あと一歩で勝利に届かず!


第1位の『笑の大学』は、「まだ観てないからこの機会にぜひ観たい」というご意見が
多かったのに対して、第2位の『ラヂオの時間』は
三谷作品を一通り観たお客様の「おもしろいから」という理由が
だんとつに多かったのが印象的でした。

投票期間も後半戦に入ると、『笑の大学』『ラヂオの時間』のほぼ一騎打ちとなり、
特にラスト数日の投票数は、『ラヂオの時間』が『笑の大学』を上回る大接戦。
しかし前半に大きくリードしていた『笑の大学』が見事逃げ切りました。

また、「この3作品ならどれでもいい!選べない」「いっそ2週使って全部上映して!」
といった声も多数いただきました。
ありがとうございます!

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投票した映画が選ばれた方も、残念ながらそうでない方も
三谷幸喜の世界をぜひ劇場でご堪能ください。
今後の「ドレミる?シネマ」にも請うご期待!


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笑の大学
(2004年 日本 121分)
2006年9月30日から10月6日まで上映 ■監督 星護
■原作・脚本 三谷幸喜
■出演 役所広司 / 稲垣吾郎

「お肉の為に…」

戦争へと突き進み始めた昭和15年の日本では、戦意高揚の妨げになるとして、大衆娯楽への検閲が行われていた。そんな中、警視庁の取調室に対峙する男が二人。一人は”笑い”に命をかけている座付作家の椿一(稲垣吾郎)。そして相対するは一度も笑ったことのない検閲官の向坂睦男(役所広司)。検閲により、台本から”笑い”を排除しようとして無理難題を突きつける向坂に対して、椿はなんとか”笑い”を残そうと知恵を絞る。二人の熱いやり取りは、いつしか奇妙な連帯感を産み、いつのまにか共同作業で傑作コメディを創り上げていくことになる。そして7日後、台本が完成するのだが…。

原作は、完成度の高さと密室の二人芝居という性質から映像化不可能とされてきた同名の舞台。それを三谷幸喜自身が脚本として書き下ろし、「古畑任三郎」シリーズを手掛けた星護監督によって映画化された。映像ならではの演出と、映画オリジナルのエンディングで、舞台版のファンでも充分に楽しめるものに仕上がっている。

創世記で、神様は6日目に人間を作ったあと、7日目は休息をとって天地創造を終えたという。だとしたら、人間が最初に喜劇を作り出したのは、休息中の神様を笑わす為であったかもしれない。しかし、その後今日に至る歴史の中で、人間は争いや苦しみをより多く生み出してきたのではなかったか?もし全ての争いや戦いが“笑い”を生み出す為の建設的な闘いに代われば、全ての苦しみは゛産みの苦しみ"になり、「平和はエエわ〜」となるだろう。きっと神様も言うはずだ「戦争はもうせんそうだ」と。

★皆様の投票の結果、「第2回 ドレミる?シネマ」は役所広司主演の二本立てになりました。『THE 有頂天ホテル』ではオールスターキャストの中でも一際目立つ存在感を発揮していますが、ほぼ二人芝居の今作では特に役所広司の豊かな表情をご堪能頂けます。

(Sicky)



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THE有頂天ホテル
(2006年 日本 137分)
pic 2006年9月30日から10月6日まで上映 ■監督・脚本 三谷幸喜
■出演 役所広司 / 松たか子 / 佐藤浩市 / 香取慎吾 / 篠原涼子 / 戸田恵子

すべての人にとって特別な日である大晦日。これはそんな夜の、あるホテルでのおはなし。新年のカウントダウンパーティーまで、あと2時間。そこから物語ははじまります…。

ここは、ホテルアバンティ。申し分のない副支配人である新堂(役所広治)の任務は、この大晦日を無事に終えること。しかしそんな彼の願いとは裏腹に、矢継ぎ早にトラブル発生!コールガール(篠原涼子)はホテル内をうろつき回り、表には汚職国会議員(佐藤浩市)の逮捕の瞬間を狙う報道陣。大物演歌歌手(西田敏行)は部屋で死にたい…と、ごねている。

そんな訳あり宿泊客を出迎えるホテルの従業員達も、それぞれの思いを抱きながら、新年を迎えようとしていた。

かつては国会議員の愛人、今はホテルアバンティの客室係として働く、シングルマザーのハナ(松たか子)。この夜を最後に歌手デビューの夢を諦め、故郷へ帰ることを決心したベルボーイの憲ニ(香取慎吾)。そして、副支配人・新堂にも、ある運命が…。別れた妻と15年ぶりに偶然再会!つい見栄を張り、なぜかシカをかぶるはめに!?

pic 能天気な総支配人や謎のフライトアテンダントや不幸せなシンガーや凶暴なアヒルまで登場し、大晦日のホテルアバンティは、てんやわんやの大騒ぎ!!

なんだか、もう最悪…な大晦日。それでも、小さな奇跡の数々とともに、新年は素敵に彼らを迎えてくれるのです。三谷幸喜とオールスターキャストで贈る極上のエンターテイメント。どうぞ、あなたも極上の2時間を、ホテルアバンティでお過ごしください。

(ロバ)



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