めぐりあう時間たち
THE HOURS
(2002年 アメリカ 115分)
2003年11月1日から11月14日まで上映 ■監督 スティーヴン・ダルドリー
■原作 マイケル・カニンガム
■脚本 デヴィッド・ヘア
■出演 メリル・ストリープ/ジュリアン・ムーア/ニコール・キッドマン/スティーヴン・ディレイン/ミランダ・リチャードソン/トニ・コレット/エド・ハリス/クレア・デインズ/ジェフ・ダニエルズ

■2002年アカデミー賞主演女優賞受賞(ニコール・キッドマン)、作品・監督・脚色・編集・助演男優(エド・ハリス)・助演女優(ジュリアン・ムーア)ほか計8部門ノミネート/2003年ベルリン国際映画祭銀熊賞(女優賞)受賞(メリル・ストリープ、ニコール・キッドマン、ジュリアン・ムーア)ほか

(C)アスミック・エースエンタテインメント

ピュリッツァー賞とペン・フォークナー賞W受賞に輝くマイケル・カニンガムのベストセラー『めぐりあう時間たち』を『リトル・ダンサー』以来、監督2作目となるスティーブン・ダルドリーが完全映画化。3つの異なる時代に生きる3人の女の、ある一日を同時進行で描く。

pic時を越えて企画される三つのパーティ。一つは1923年ロンドン郊外、物語の主要モチーフになっている『ダロウェイ夫人』執筆中の作家ヴァージニア・ウルフが姉とお茶を楽しむために。

もう一つは1951年ロサンジェルス、『ダロウェイ夫人』を読みはじめた妊娠中の主婦ローラが夫のために考える誕生パーティ。

picそして現代、2001年ニューヨーク、『ダロウェイ夫人』と同じあだ名を持つ編集者クラリッサが、友人の作家を祝福するための受賞パーティ。

それぞれの時間に生きる三人の女は、やがて『ダロウェイ夫人』に導かれ、徐々に呼応しはじめる…。

誰のために人生を送るのか?どういう決意をし行動を決定するか、その意義の重さを描き、「女性として生きる意味」を静かに問いかけてくる。

pic人生と死、母と息子、芸術と狂気、記憶と後悔といった多彩な面を含み、難しいテーマを扱いながらも決して退屈させることなく、スリリングで息もできない緊張感が心地よく貫く。劇的な感動というよりは、深い感慨を与えられる作品。

第75回アカデミー賞では主要9部門にノミネート。ハリウッドの3大女優が素晴らしい演技をみせ、二コール・キッドマンが最優秀主演女優賞を獲得した。

(fct)


このページのトップへ

シカゴ
CHICAGO
(2002年 アメリカ 113分)
pic 2003年11月1日から11月14日まで上映 ■監督・振付 ロブ・マーシャル
■原作 ボブ・フォッシー&フレッド・エップ(ミュージカル『シカゴ』)
■原作戯曲 モーリン・ダラス・ワトキンス
■脚本 ビル・コンドン
■音楽 ジョン・カンダー(ミュージカル『シカゴ』)/ダニー・エルフマン

■出演 レニー・ゼルウィガー/キャサリン・ゼタ=ジョーンズ/リチャード・ギア/クイーン・ラティファ/ジョン・C・ライリー/テイ・ディグス/ルーシー・リュー

■2002年アカデミー賞作品賞・助演女優賞(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)・編集賞・美術賞・衣装デザイン賞・音響賞受賞、監督・脚色・主演女優(レニー・ゼルウィガー)・助演男優(ジョン・C・ライリー)・撮影・歌曲賞ノミネート

(C)ギャガ・コミュニケーションズGシネマグループ

1920年代、シカゴ。スターを夢見るロキシー・ハートは、愛人を撃ち殺して監獄送りとなる。しかし、そこで偶然にも憧れのスター、ヴェルマ・ケリーと出会う。

彼女も殺人罪を問われていたが、<歌姫×殺人事件>に、マスコミが飛びつかないはずがない。ヴェルマは、マスコミ操作に長けた悪徳弁護士ビリーフリンを雇い、凶悪な犯罪者から一転、新聞の一面を飾るようになった。

picそしてロキシーもまたビリーの入れ知恵で、スキャンダルを逆手にとり“シカゴ史上、最もキュートな殺人犯”として獄中から一世を風靡する。

しかしヴェルマが黙ってそれを見過ごすわけもなく、二人の女と一人の男の名声を賭けた争いは、マスコミや法廷をも巻き込んでさらに激しくエスカレートしていく。

“ミュージカルの神様”ボブ・フォッシーの最高傑作『シカゴ』。「名声」をめぐる欲望と嫉妬、愛と裏切りの寓話である。

picこの演劇史上に輝く名作を完全映画化。フォッシー・ミュージカルの傑作のひとつ『キャバレー』のリヴァイヴァル版で、サム・メンデス(『アメリカン・ビューティー』監督)との共同演出及び振付を手掛け、大ヒットに導いた実績があるロブ・マーシャル監督の指揮の下、映画界・演劇界双方の最高スタッフが集結し、映画化不可能とされてきた舞台を映像に置き換えることに見事成功。

フォッシーのオリジナルに敬意を表しつつ、シャープかつグラマラスに展開される演出で、<ミュージカル・ドラマ>ともいうべき最高傑作を誕生させた。

picレニー・ゼルウィガー、キャサリン・ゼダ=ジョーンズ、リチャード・ギアの3人によってスクリーンいっぱいに放たれるオーラは、真のスターの存在感を改めて感じさせ、“悪の街”の人間ドラマを華麗に彩る。

第75回アカデミー賞で最多12部門13ノミネートされ、最優秀作品賞を始め6部門を受賞した。

(fct)



このページのトップへ