7/26(土)~7/28(月)
ある画家の数奇な運命11:00
~14:15
ブルータリスト14:35
~18:15
※休憩あり
アンドレイ・ルブリョフ18:35
~21:40
7/29(火)~8/1(金)
アンドレイ・ルブリョフ11:00
~14:05
ある画家の数奇な運命14:25
~17:40
ブルータリスト18:00
~21:40
※休憩あり

☆各作品1本立て上映となります。

<入場料金>大人:1500円 学生:1200円 シニア:1100円
※ラスト1本割引はございませんのでご注意ください。
※8/1(金)は映画サービスデー! どなた様も一本立て1000円でご覧になれます。

☆連日、すべての回のチケットを10:20より販売開始いたします。
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★指定席でご案内しております。チケットの販売は窓口のみとなります。受付にお時間がかかることが予想されますので、ご来場の際はお時間に余裕を持ってお越しください。
★そのほか、ご入場システムに関する詳細は、「劇場案内」ページをお読みください。

【1本立て】ブルータリスト
The Brutalist

開映時間 【7/26(土)~7/28(月)】14:35(~終映18:15)【7/29(火)~8/1(金)】18:00(~終映21:40)
ブラディ・コーベット監督作品/2024年/アメリカ・イギリス・ハンガリー/215分(途中休憩あり)/DCP/R15+

■監督・製作 ブラディ・コーベット
■脚本 ブラディ・コーベット/モナ・ファストヴォールド
■撮影 ロル・クローリー
■編集 ダーヴィド・ヤンチョ
■音楽 ダニエル・ブルンバーグ

■出演 エイドリアン・ブロディ/フェリシティ・ジョーンズ/ガイ・ピアース/ジョー・アルウィン/ラフィー・キャシディ/ステイシー・マーティン/イザック・ド・バンコレ/アレッサンドロ・ニヴォラ

■第97回アカデミー賞主演男優賞・撮影賞・作曲賞受賞/第81回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞/第82回ゴールデングローブ賞作品賞・監督賞・主演男優賞受賞

■オフィシャルサイト
https://www.universalpictures.jp/micro/the-brutalist

■物販情報
・パンフレット(990円)

© DOYLESTOWN DESIGNS LIMITED 2024. ALL RIGHTS RESERVED. 
© Universal Pictures

荒ぶる、たぎる

才能にあふれるハンガリー系ユダヤ人建築家のラースロー・トートは、第二次世界大戦下のホロコーストから生き延びたものの、妻エルジェーベト、姪ジョーフィアと強制的に引き離されてしまう。家族と新しい生活を始めるためにアメリカ・ペンシルベニアへと移住したラースローは、そこで裕福で著名な実業家ハリソンと出会う。

ラースローの才能を認めたハリソンは、ラースローの家族の早期アメリカ移住と引き換えに、あらゆる設備を備えた礼拝堂の設計と建築をラースローへ依頼した。しかし、母国とは文化もルールも異なるアメリカでの設計作業には多くの障害が立ちはだかる。ラースローが希望を抱いたアメリカンドリームとはうらはらに、彼を待ち受けたのは大きな困難と代償だった——。

違国の地で建築への情熱をたぎらせ続けた男の30年 そびえ立つ荘厳たる魂に飲み込まれる215分の没入体験

弱冠36歳の気鋭ブラディ・コーベットが監督・脚本・製作を務めた壮大な人間ドラマ『ブルータリスト』は、第二次世界大戦下のホロコーストを生き延び、アメリカへと渡ったハンガリー系ユダヤ人建築家の30年にわたる数奇な半生を描き出したフィクション巨編である。第81回ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映され銀獅子賞を受賞、第97回米アカデミー賞では主要10部門ノミネート、3部門受賞に輝いた。

主人公のラースローを演じたエイドリアン・ブロディは本作で見事アカデミー賞主演男優賞受賞。自身の代表作である『戦場のピアニスト』に続く二度目のオスカー受賞の快挙となった。妻エルジェーベトを『博士と彼女のセオリー』のフェリシティ・ジョーンズ、ラースローの運命に大きな影響を与える大富豪ハリソンを『LAコンフィデンシャル』『メメント』のガイ・ピアースが演じる。

すべてを奪われた建築家が希望を抱いたアメリカンドリーム。見知らぬ土地と異なる文化のなかで苦境にさらされ、孤独にひしがれた一人の建築家の圧倒的なヒューマニティを肌で感じる215分。その半生と共に旅しながら、極上の没入体験を我々にもたらす唯一無二の人間ドラマが誕生した。

【1本立て】ある画家の数奇な運命
Never Look Away

開映時間 【7/26(土)~7/28(月)】11:00(~終映14:15)【7/29(火)~8/1(金)】14:25(~終映17:40)
フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督作品/2018年/ドイツ/189分/DCP/R15+

■脚本・監督・製作 フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
■撮影 キャレブ・デシャネル
■編集 パトリシア・ロンメル
■音楽 マックス・リヒター

■出演 トム・シリング/セバスチャン・コッホ/パウラ・ベーア/オリヴァー・マスッチ/ザスキア・ローゼンダー

■第75回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門出品/第91回アカデミー賞撮影賞・外国語映画賞ノミネート/第76回ゴールデングローブ賞最優秀外国語映画賞ノミネート

■オフィシャルサイト
https://www.neverlookaway-movie.jp/

■パンフレット販売なし

©2018 PERGAMON FILM GMBH & CO. KG / WIEDEMANN & BERG FILM GMBH & CO. KG

目をそらさない その信念が、真実を描き出す

ナチ政権下のドイツ。少年クルトは叔母の影響から、芸術に親しむ日々を送っていた。ところが、精神のバランスを崩した叔母は強制入院の果て、安楽死政策によって命を奪われる。終戦後、クルトは東ドイツの美術学校に進学し、そこで出会ったエリーと恋におちる。元ナチ高官の彼女の父親こそが叔母を死へと追い込んだ張本人なのだが、誰もその残酷な運命に気づかぬまま二人は結婚する。

やがて、東のアート界に疑問を抱いたクルトは、ベルリンの壁が築かれる直前に、エリーと西ドイツへと逃亡し、創作に没頭する。美術学校の教授から作品を全否定され、もがき苦しみながらも、魂に刻む叔母の言葉「真実はすべて美しい」を信じ続けるクルトだったが——。

現代美術界の巨匠をモデルに、苦悩と悲しみを希望と喜びに変えた半生を描く感動作

長編映画監督デビュー作『善き人のためのソナタ』でアカデミー賞外国語映画賞を受賞したフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督の、祖国ドイツの歴史の闇と、芸術の光に迫る本作。第75回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門で高評価を獲得し、第91回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた。

主人公・クルトのモデルは、「ビルケナウ」シリーズ等、ドイツを代表する現代美術界の巨匠ゲルハルト・リヒター。監督が映画化を申し込んだところ、1か月にわたっての取材が許された。ただし、映画化の条件は、人物の名前は変えて、何が事実か事実でないかは、互いに絶対に明かさないこと。そんなミステリアスな契約のもと、観る者のイマジネーションをさらに膨らませる作品が誕生した。

クルトの苦悩と葛藤は、信じるものに向き合い、命をもかけることで、希望と喜びへと昇華していく。今日の悲しみを、未来の幸福へと変える術があることを、美しい絵画と共に見せてくれる感動の物語。

【1本立て】アンドレイ・ルブリョフ
Andrey Rublyov

開映時間 【7/26(土)~7/28(月)】18:35(~終映21:40)【7/29(火)~8/1(金)】11:00(~終映14:05)
アンドレイ・タルコフスキー監督作品/1967年/ソ連/182分/DCP

■監督・脚本 アンドレイ・タルコフスキー
■脚本 アンドレイ・ミハルコフ=コンチャロフスキー
■撮影 ワジーム・ユーソフ
■音楽 ヴャチェスラフ・オフチンニコフ

■出演 アナトーリー・ソロニーツィン/イワン・ラピコフ/ニコライ・グリニコ/ニコライ・セルゲエフ/ニコライ・ブルリャーエフ

■1969年カンヌ国際映画祭国際批評家賞受賞

■パンフレット販売なし

天才画家アンドレイ・ルブリョフの波乱に満ちた人生

1400年、降りしきる雨の田舎道を急ぐアンドレイ、キリール、ダニールの3人の僧侶は、モスクワのアンドロニコフ修道院で信仰と絵画の修行を積んだ仲だ。彼らは道中、旅芸人が権力を風刺して捕えられるのを目撃して圧制下の民衆の生活を思い知らされる。

1405年、アンドレイは旅すがら出会ったビザンチンの名匠フェオファーノフにより、モスクワでイコン(聖像画)を描く仕事に抜てきされる。アンドレイはモスクワで新しい生活を始めるが、貴族の血なまぐさい内紛、タタールの来襲、異教徒の猥雑な騒ぎなど、ロシアの混沌を目の当たりにして、苦悩を深めていく。

「幻の巨匠」の苦悩と模索を二部構成で描く壮大な映画叙事詩

ロシア最高のイコン(聖像画)画家と呼ばれながら、その生涯についてほとんど記録が残っていない、美術史上に不世出の天才画家アンドレイ・ルブリョフ。映画はこの偉大な芸術家を主人公にすえ、15世紀ロシアの社会と人々の広範なパノラマを展開し、時代のさまざまな状況との関わりのなかで苦悩する芸術家の内面を浮き彫りにしていく。激動の時代に名作「三位一体」がいかにして生まれたのか?

アンドレイ・タルコフスキーとアンドレイ・ミハルコフ=コンチャロフスキーは大胆自由にシナリオを構成、プロローグとエピローグを含む10のエピソードを重層的に積みあげて、時代と人間、社会と民衆といった巨視的なテーマで歴史の真実に迫ろうとする。なお、本作は歴史の解釈をめぐってソ連当局から激しい批判を浴び、公開が5年間棚上げされた。