8/15(土)・8/16(日)上映
家族を想うとき12:5517:35
ケス 10:3015:1019:50
~21:45
8/17(月)~8/21(金)上映
家族を想うとき11:4016:30
ケス 14:0018:50
~20:45

★朝の開場時間【8/15(土)・8/16(日)】⇒9:30 【8/17(月)~8/21(金)】⇒10:40
★土日と平日で上映時間が異なりますのでご注意下さい。
★現在指定席でご案内しております。チケットの販売は窓口のみとなります。受付にお時間がかかることが予想されますので、ご来場の際はお時間に余裕を持ってお越しください。
★そのほか、ご入場システムの変更に関する詳細は、「新型コロナウイルス感染拡大防止の対応について」をお読みください。

家族を想うとき
Sorry We Missed You

開映時間 【8/15(土)・8/16(日)】12:55 / 17:35 【8/17(月)~8/21(金)】11:40 / 16:30
ケン・ローチ 監督作品/2019年/イギリス・フランス・ベルギー/100分/DCP

■監督 ケン・ローチ
■製作 レベッカ・オブライエン
■脚本 ポール・ラヴァティ
■撮影 ロビー・ライアン
■編集 ジョナサン・モリス
■音楽 ジョージ・フェントン

■出演 クリス・ヒッチェン/デビー・ハニーウッド/リス・ストーン/ケイティ・プロクター/ロス・ブリュースター

■第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品

■オフィシャルサイト https://longride.jp/kazoku/

■パンフレット販売未定

photo: Joss Barratt, Sixteen Films 2019

© Sixteen SWMY Limited, Why Not Productions, Les Films du Fleuve, British Broadcasting Corporation, France 2 Cinéma and The British Film Institute 2019

家族を守るはずの仕事が、家族を引き裂いてゆく――

舞台はイギリスのニューカッスル。ターナー家の父リッキーはフランチャイズの宅配ドライバーとして独立。母のアビーはパートタイムの介護福祉士として1日中働いている。家族を幸せにするはずの仕事が家族との時間を奪っていき、高校生の長男セブと小学生の娘のライザ・ジェーンは寂しい想いを募らせてゆく。そんな中、リッキーがある事件に巻き込まれてしまう──。

83歳を迎えた映画界の至宝が命を燃やして贈る、未来を生き抜くためのメッセージ

日本でも大ヒットを記録した『わたしは、ダニエル・ブレイク』を最後に、一度は表舞台から降りたケン・ローチ監督。だが、同作のリサーチ中に社会の底辺で目の当たりにした〈現実〉が彼の心の中に生き続け、いつしか〈別のテーマ〉として立ち上がり、どうしても撮らなければならないという使命へと駆り立てた。

引退表明を撤回した名匠が最新作で描いたのは、グローバル経済が加速している〈今〉、世界のあちこちで起きている〈働き方問題〉と、急激な時代の変化に翻弄される〈現代家族の姿〉だ。2019年のカンヌ国際映画祭では、「私たちがやらねばならないことはひとつ。耐えられないことがあれば、変えること。今こそ変化の時だ」という、公式上映後のケン・ローチ監督のスピーチがさらなる拍手を呼んだ感動作。

個人事業主とは名ばかりで、理不尽なシステムによる過酷な労働条件に振り回されながら、家族のために働き続ける父。そんな父を少しでも支えようと互いを思いやり懸命に生き抜く母と子供たち。日本でも日々取り上げられている労働問題と重なり、観る者は現代社会が失いつつある家族の美しくも力強い絆に、激しく胸を揺さぶられるだろう。

ケス
Kes

開映時間 【8/15(土)・8/16(日)】10:30 / 15:10 / 19:50(~終映21:45) 【8/17(月)~8/21(金)】14:00 / 18:50(~終映20:45)
ケン・ローチ 監督作品/1969年/イギリス/112分/ブルーレイ

■監督 ケン・ローチ
■製作 トニー・ガーネット
■原作 バリー・ハインズ「少年の長元坊」
■脚本 ケン・ローチ/バリー・ハインズ/ トニー・ガーネット
■撮影 クリス・メンゲズ
■美術 ウィリアム・マックロウ
■編集 ロイ・ワッツ
■音楽 ジョン・キャメロン

■出演 デヴィッド・ブラッドレイ/リン・ペリー/フレディ・フレッチャー/コリン・ウェランド

■1970年英アカデミー賞助演男優賞・新人賞受賞、作品賞・監督賞・脚本賞ノミネート/第17回カルロヴィ・ヴァり映画祭グランプリ

■パンフレット販売なし

KES: Images courtesy of Park Circus/MGM

少年の心は"ケス"と共に大空高く舞い上がる。

イギリス・ヨークシャーの寂れた炭鉱町に暮らすビリー。父はおらず、母と不良の義兄の3人暮らし。年の離れた義兄とは喧嘩が絶えず、学校にもあまり友達はいない。家は貧しく、ビリーは朝から新聞配達のアルバイトをしている。どこにも居場所がない彼は、ある日、町はずれの修道院跡の廃墟に鷹の巣を発見する。彼は巣からヒナを持ち帰り、「ケス」と名づけ育て始める。次第にビリーとケスの間に信頼関係が生まれていくが…。

『大人は判ってくれない』イギリス版と言わしめた伝説の傑作!

大人たちの無関心、教育制度の挫折、暗い問題を抱える社会をリアルに切り取りながら、犠牲者としての労働者層を描くだけに終始するのではなく、随所にユーモアと温かいまなざしをさり気なく潜り込ませるケン・ローチの才能こそ、製作から半世紀以上も経った現在でも、世界の映画人から“イギリス映画の最高峰”と称賛される所以だろう。

映画の中には、60年代後半の雰囲気が見事に切り取られているミュージック・パブのシーンをはじめ、イギリス北部の炭坑町とそこで生活する人々の姿が生き生きと映し出されている。ケン・ローチ自身が「我々スタッフ仲間の内側から自然と出てきた作品であり、そのフィルモグラフィーの中でも最も好きな作品だ」と語ったように、『ケス』はまさにローチの会心作である。

飄々として愛すべきビリー役を好演した少年は、当時ロケ地バーンズレイに実際に住んでいた素人のデヴィッド・ブラッドレイ。ビリーの心のざわめきを、奇跡的ともいえる自然さで演じている。S・ペキンパー監督作『わらの犬』などに出演し、『炎のランナー』でアカデミー賞脚本賞を受賞したコリン・ウェランドが、ビリーを理解する教師役で顔を見せている。

(96年日本公開時パンフレットより一部抜粋)