9/21(土)~27(金)
異人たち12:0516:15
パスト ライブス/再会10:0014:1018:20
~20:10
【レイトショー】地球で最後のふたり20:25
~22:15

▼チケット販売時刻▼

・10:00『パスト ライブス/再会』からの二本立て >>> 9:20
・それ以降の回/ラスト1本 >>> 各回その直前の回が始まって10分後
・レイトショー >>> 9:20

☆レイトショーは二本立てとは別料金になります。
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★指定席でご案内しております。チケットの販売は窓口のみとなります。受付にお時間がかかることが予想されますので、ご来場の際はお時間に余裕を持ってお越しください。
★そのほか、ご入場システムに関する詳細は、「劇場案内」ページをお読みください。

異人たち
All of Us Strangers

開映時間 12:05 / 16:15
アンドリュー・ヘイ監督作品/2023年/イギリス/105分/DCP/R15+

■監督・脚本  アンドリュー・ヘイ
■原作 山田太一「異人たちとの夏」(新潮社刊)
■撮影 ジェイミー・D・ラムジー
■編集 ジョナサン・アルバーツ
■音楽 エミリー・ルヴィエネーズ=ファルーシュ

■出演 アンドリュー・スコット/ポール・メスカル/ジェイミー・ベル/クレア・フォイ

■第81回ゴールデン・グローブ賞主演男優賞ノミネート/第77回英国アカデミー賞6部門ノミネート/英国インディペンデント映画賞作品賞ほか最多7冠受賞 ほか多数ノミネート

■オフィシャルサイト
https://www.20thcenturystudios.jp/movies/all-of-us-strangers

■物販情報
・パンフレット(940円)

©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

僕たちは 傷つき 愛を知る

ロンドンのタワーマンションで暮らすアダムは、12歳の時に交通事故で両親を亡くした40代の脚本家。それ以来、孤独な人生を歩んできた彼は、在りし日の両親の思い出に基づく脚本に取り組んでいる。そして幼少期を過ごした郊外の家を訪ねると、そこには30年前に他界した父と母が当時のままの姿で住んでいた。その後、アダムは足繁く実家に通って心満たされるひとときに浸る一方、同じマンションの住人である謎めいた青年ハリーと恋に落ちていく。しかし、その夢のような愛おしい日々は永遠には続かなかった…。

脚本家・山田太一の名作「異人たちとの夏」を再映画化。寂しくも美しい愛と喪失の物語

数々の傑作ドラマを手掛け、2023年11月29日に惜しくも逝去した名脚本家・山田太一が第1回山本周五郎を受賞した「異人たちとの夏」。1988年に大林宣彦監督が映画化(『異人たちとの夏』)、2003年には英訳が出版され、国内外の読者に広く愛されるこの傑作小説が、『さざなみ』『荒野にて』の英国人監督アンドリュー・ヘイの手で新たに映画化された。主人公と死別した両親との交流、ミステリアスな隣人との恋の行方を描くこの幻想譚は、愛と孤独、喪失と再生、さらにはセクシュアリティーといった根源的なテーマを探究し、観客それぞれの心の奥底にある記憶や郷愁を呼び覚ましていく。

主演は「Fleabag フリーバッグ」のアンドリュー・スコット。共演には『aftersun/アフターサン』のポール・メスカル、『リトル・ダンサー』のジェイミー・ベル、『ウーマン・トーキング 私たちの選択』のクレア・フォイ。わずか4人の登場人物を演じた実力派キャストの演技、存在感。ヘイ監督の卓越したストーリーテリングをいっそう際立たせる映像美にも目を奪われる。豊かな色調と陰影に富んだ35mmフィルムのビジュアルには琥珀色の光がきらめき、寂しくも美しい傑作ラブストーリーが誕生した。

パスト ライブス/再会
Past Lives

開映時間 10:00 / 14:10 / 18:20(~終映20:10)
セリーヌ・ソン監督作品/2023年/アメリカ・韓国/106分/DCP

■監督・脚本・プロデュース セリーヌ・ソン
■撮影 シャビアー・カークナー
■編集 キース・フラース
■音楽 クリストファー・ベア/ダニエル・ロッセン

■出演 グレタ・リー/ユ・テオ/ジョン・マガロ

■2024年アカデミー賞作品賞・脚本賞ノミネート/ベルリン国際映画祭コンペティション部門 正式出品/サンダンス映画祭プレミア部門 正式出品/ゴッサム賞 作品賞/ゴールデン・グローブ賞作品賞・外国語映画賞・主演女優賞・監督賞・脚本賞ノミネート ほか多数受賞・ノミネート

■オフィシャルサイト
https://happinet-phantom.com/pastlives/

■物販情報
・パンフレット(850円)

Copyright 2022 © Twenty Years Rights LLC. All Rights Reserved

君にずっと会いたかった――

ソウルに暮らす12歳の少女ノラと少年ヘソン。ふたりはお互いに恋心を抱いていたが、ノラの海外移住により離れ離れになってしまう。12年後24歳になり、ニューヨークとソウルでそれぞれの人生を歩んでいたふたりは、オンラインで再会を果たし、お互いを想いながらもすれ違ってしまう。そして12年後の36歳、ノラは作家のアーサーと結婚していた。ヘソンはそのことを知りながらも、ノラに会うためにニューヨークを訪れる。24年ぶりにやっとめぐり逢えたふたりの再会の7日間。ふたりが選ぶ、運命とは――。

世界中が共感し絶賛! せつなさが溢れる大人のラブストーリー

大人のための、最高に上質な恋愛映画が誕生した。賞レースの幕開けを飾るゴッサム賞では作品賞を受賞し、ゴールデン・グローブ賞では作品賞含む主要5部門にノミネート。映画レビューサイトのロッテントマト98%の高評価を獲得し、米国アカデミー賞では作品賞・脚本賞にノミネートされるなど、大きな期待と注目を集めた『パスト ライブス/再会』。監督は、本作が長編デビュー作のセリーヌ・ソン。主人公ノラをNetflixのドラマシリーズ「ロシアン・ドール」のグレタ・リー、幼馴染のヘソンを『担保』のユ・テオ、ノラの夫アーサーを『ファースト・カウ』のジョン・マガロがそれぞれ演じている。

物語のキーワードは「運命」の意味で使われる韓国の言葉“縁—イニョン—”。見知らぬ人とすれ違ったときに、袖が偶然触れるのは、前世—PAST LIVES—でふたりの間に“縁”があったから。登場人物たちが想いを巡らせるいくつもの「もしも…」が、観客一人ひとりの人生における「あの時」の選択に重なり、“忘れられない恋”の記憶を揺り起こす。そして迎えるエンディングは、現世で運命の人とめぐり逢うことの奇跡と儚さに、胸が高鳴り、涙がとめどなく溢れるだろう。

【レイトショー】地球で最後のふたり
【Late Show】Last Life in the Universe

開映時間 20:25(~終映22:15)
ペンエーグ・ラッタナルアーン監督作品/2003年/タイ・日本・オランダ・フランス・シンガポール/107分/35mm

■監督 ペンエーグ・ラッタナルアーン
■脚本 プラーブター・ユン/ペンエーグ・ラッタナルアーン
■撮影 クリストファー・ドイル
■編集 パタナマッダ・ユコン
■音楽 スモールルーム/フアラムポーン・リッディム

■出演 浅野忠信/シニター・ブンヤサック/ライラ・ブンヤサック/松重豊/竹内力/ティッティ・プームオーン/三池崇史/田中要次/佐藤佐吉

■2003年ベネチア国際映画祭コントロコレンテ部門主演男優賞受賞/トロント国際映画祭正式出品/2004年ロッテルダム国際映画祭正式出品

■パンフレット販売なし


★本作品は特別レイトショー上映です。
☟入場料金
一律1200円(割引なし)
★チケットは、朝の開場時刻より受付にて販売いたします(当日券のみ)。

言葉をこえて、たしかにぼくらは愛をみつけた

タイの日本文化交流センターで働くケンジは、真夏の暑い日にも関わらず、糊の利いた長袖のシャツにしわ一つないパンツ姿。その神経質そうな外見の通り、センター内の図書館で本の整理に余念がない。もうすぐタイから日本へと旅立つノイ。くわえタバコで、乱暴な言葉遣い、いつもイライラとした表情、まるで行き先のわからない感情を持て余しているようだ。ふたりはお互いの妹、兄の死がきっかけで出会い、奇妙な成り行きで一緒に暮らすことになる。

「知っているタイ語は?」「コンニチハ、アリガトウ、1、2、3、4…」、「兄弟は?」「兄が。死んだけど」「私の妹も死んだ。似た者同士ね」カタコトの英語と日本語とタイ語。ふたりはつたない会話を繰り返し、少しずつお互いを知り、心を近づけ、恋に落ちていく。だが幸せな時間も束の間、ノイが日本へと発つその日がやってくる。

アジアの才能が生み出した至福のラブストーリー

2003年のベネチア国際映画祭は、第60回記念大会。有名監督やスター出演の映画が多数上映された豪華な年となった。そこで注目を集めていた一本のアジア映画が本作『地球で最後のふたり』である。『6IXTTYNIN9』や『わすれな歌』など秀作を次々と生み出し、海外でも高く評価を受けたペンエーグ・ラッタナルアーン監督と、ウォン・カーウァイやチャン・イーモウなどアジアを代表する監督たちに美しい映像を提供し続けているクリストファー・ドイル、その独特な存在感で多くの監督たちを唸らせ、日本映画界を代表する俳優となった浅野忠信という、国境を越えた3人の刺激的なコラボレーションで作り上げられた。

もともと、各地の映画祭で顔を合わせることのあったペンエーグ、クリス、浅野の3人は、ペンエーグ監督曰く「浅く長い付き合い」であり、いつか一緒に仕事をしてみたいと思っていたという。共同脚本家としてタイの若者のカリスマ的存在であった作家プラープダー・ユンが参加。ペンエーグ監督も参加を強く求めた彼が加わったことにより、物語はより洗練されたラブストーリーに昇華した。ベネチア映画祭を皮切りにトロント、ロッテルダム、サンダンスなど世界の映画祭で高く評価され、主演の浅野忠信は本作が初の完全海外製作作品への出演にも関わらず、ベネチア国際映画祭コントロコレンテ部門で主演男優賞受賞という快挙を成し遂げた。