マッドマックス・サーガ ~フュリオサ降臨祭~

9/14(土)~9/20(金)
マッドマックス 怒りのデス・ロード12:3517:40
マッドマックス:フュリオサ9:5014:5520:00
~22:30

▼チケット販売時刻▼

・9:50『マッドマックス:フュリオサ』からの二本立て >>> 9:10
・それ以降の回/ラスト1本 >>> 各回その直前の回が始まって10分後

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おまる

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の衝撃は、今も強烈に覚えています。広大な砂漠の中を、マッドな改造車が“行って帰ってくる”というシンプルなストーリー。セリフのやりとりも削ぎ落とされて、文字通り最初から最後まで走り続けるこの映画に熱狂した私たちもまた、マッド状態だったのかもしれません。

何がそんなに我々を魅了したのか。それは気になってしょうがない改造車の数々、クセがありすぎるキャラクターデザイン・美術・衣装、V8エンジンをご神体として車崇拝する独特な宗教観など…、挙げるとキリがありません。でも改めて思うのは、目まぐるしくも緻密に積み重ねられるアクションによって、物語やキャラクターの細部が語られていくところなんだと思います。目線ひとつをとっても、怒涛のアクションの隙間で交わされるアイコンタクトによって、抱えている思いや覚悟、相手と徐々に築かれていく信頼関係が見えてきます。その一瞬が垣間見えたとき、彼らと共にドライヴしているこちらの心はギュッとつかまれてしまう。と同時に、各キャラクターが抱えている背景に興味が湧いてくるのです。ジョージ・ミラー監督が創り出す狂った世界の中で、彼らはどんな思いで、どうやってここまで生き抜いてきたのだろうかと。

数あるキャラクターの中で、背負っているものが複雑そうに描かれていたのが戦士・フュリオサです。髪を刈りこんで、左腕を無くし、メカニックに強く、射撃の名手、そして大隊長の地位にまで上り詰めている。そんな彼女の過去を見せてくれるのが『マッドマックス:フュリオサ』です。物語は、ずばり「フュリオサが『怒りのデス・ロード』のフュリオサになるまで」。実にシンプルです。監督がフュリオサというキャラクターの魅力と真摯に向き合ってきたからこそ生まれた前日譚。『怒りのデス・ロード』の疾走感とは一味違う、また新しいマッドマックスの世界観の広がりを感じさせる作品になっています。そしてなにより無表情な若きフュリオサの内面を、瞳の動きだけで表現するアニャ・テイラー=ジョイには脱帽です。

3日間の逃亡劇をノンストップで描く『怒りのデス・ロード』に対して、『フュリオサ』はひとりの少女が、略奪者の手から手に渡り、やがて戦士「フュリオサ」に成長するまでの15年を描いています。力なき少女が賢明に生きてきた年月と、その先で大爆走を繰り広げる勇姿を堪能できる今週の二本立て。これほど二本立てで観るにふさわしい映画がほかにあるでしょうか!

マッドマックス 怒りのデス・ロード
Mad Max: Fury Road

開映時間 12:35 / 17:40
ジョージ・ミラー監督作品/2015年/アメリカ/120分/DCP/R15+/シネスコ

■監督・製作・脚本 ジョージ・ミラー
■製作 ダグ・ミッチェル/P・J・ボーテン
■脚本 ブレンダン・マッカーシー/ニコ・ラソウリス
■撮影 ジョン・シール
■美術 コリン・ギブソン
■衣装 ジェニー・ビーバン
■編集 マーガレット・シクセル
■音楽 トム・ホルケンボルフ/ジャンキーXL

■出演 トム・ハーディ/シャーリーズ・セロン/ニコラス・ホルト/ヒュー・キース=バーン/ゾーイ・クラビッツ/ロージー・ハンティントン=ホワイトリー/ライリー・キーオ/アビー・リー/コートニー・イートン

■第88回アカデミー賞美術賞・衣装デザイン賞・編集賞ほか3部門受賞・作品賞・監督賞ほか2部門ノミネート/2015年LA批評家協会賞監督賞・撮影賞・美術賞受賞/英国アカデミー賞プロダクションデザイン賞・編集賞受賞 ほか多数受賞・ノミネート

■パンフレット販売なし

© 2015 Warner Bros. Feature Productions Pty Limited. All rights reserved.

石油も水も尽きかけた世界。生き残りたいなら、走り続けろ――

愛する家族を奪われ、本能だけで生きながらえている元・警官マックス。資源を独占し、恐怖と暴力で民衆を支配するジョーの軍団に捕らわれたマックスは、反逆を企てるジョーの右腕フュリオサ、配下の全身白塗り男ニュークスと共に、奴隷として捕らわれた美女たちを引き連れ自由への逃走を開始する。凄まじい追跡、炸裂するバトル…。絶体絶命のピンチを迎えた時、彼らの決死の反撃が始まる!

共鳴せよ、そして熱狂せよ。”眠れる本能――MAD――”を呼び覚ませ!

最高にMADな映画がやってくる――。ジョージ・ミラー監督が10年以上の歳月をかけて完成させたシリーズ第4弾。ノンストップ、ハイスピードの二輪、四輪入り乱れる驚愕のカーバトルが、異常なまでの興奮を巻き起こす!

本作でマックスを演じるのは、『ダークナイト・ライジング』のトム・ハーディ。新キャラクターのフュリオサに、『モンスター』のシャーリーズ・セロン、その他、ニコラス・ホルト、ヒュー・キース=バーンなど、多彩なキャストが集結した。始まったが最後、息つく暇は微塵もない。CGを排除した、このガチなリアル・アクション超大作は、すべてがMAD! アクション映画の歴史を塗り替えるのは、この映画に他ならない。

マッドマックス:フュリオサ
Furiosa: A Mad Max Saga

開映時間 9:50 / 14:55 / 20:00(~終映22:30)
ジョージ・ミラー監督作品/2024年/アメリカ/148分/DCP/PG12/シネスコ

■監督 ジョージ・ミラー
■製作 ジョージ・ミラー/ダグ・ミッチェル
■脚本 ジョージ・ミラー/ニック・ラザウリス
■撮影 サイモン・ダガン
■編集 エリオット・ナップマン/マーガレット・シクセル
■音楽 トム・ホルケンボルフ

■出演 アニャ・テイラー=ジョイ/クリス・ヘムズワース/トム・バーク/アリーラ・ブラウン/ チャーリー・フレイザー/ラッキー・ヒューム/ ジョン・ハワード/リー・ペリー/ネイサン・ジョーンズ/ジョシュ・ヘルマン/アンガス・サンプソン/エルザ・パタキー

■オフィシャルサイト
https://wwws.warnerbros.co.jp/madmaxfuriosa/

■物販情報
・パンフレット(1100円)

© 2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

怒りの戦士フュリオサよ、復讐のエンジンを鳴らせ!

世界が壊れゆく中、まだ幼いフュリオサは“鉄馬の女”が暮らす“緑の地”から連れ去られ、ディメンタスが率いるバイカー軍団の手に落ちる。荒野を爆走する彼らは砦(シタデル)にたどり着くが、そこはイモータン・ジョーの支配下にあった。2人の暴君が覇権争いを繰り広げる一方で、フュリオサは故郷へ帰る術を探りつつ、決死の試練の連続を乗り越えなければならない。改造バイクで絶叫するディメンタス将軍と、鉄壁の要塞を牛耳るイモ―タン・ジョーが覇権を争う“MADな世界”と対峙する!

「デス・ロード」へ繋がる「怒り」の原点が明かされる。リアルで圧巻のノンストップ・カーアクション!

ジョージ・ミラー監督のもと第88回アカデミー賞最多6部門を受賞した『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。シャーリーズ・セロンが演じた「マッドマックス」サーガ最強の戦士フュリオサの怒りの”原点”が、アニャ・テイラー=ジョイとクリス・ヘムズワースの共演で新たに描かれる。その驚愕のラストで初めて[怒りのデス・ロード]が完成する――。観る者すべてを日々の怒りから解放する超ド迫力ライド=MADな世界(マッドワールド)でぶち上がれ!