★『モアナ 南海の歓喜』『ルイジアナ物語』の二本と、『極北のナヌーク』『アラン』の二本を日替わりで交互に上映いたします。

ルイジアナ物語
Louisiana Story

開映時間 【8/17(土)・19(月)・21(水)・23(金)上映】※上映時間は未定です
ロバート・フラハティ監督作品/1948年/アメリカ/78分/ブルーレイ(DVD画質)

■監督 ロバート・フラハティ
■脚本 ロバート・フラハティ/フランセス・フラハティ
■撮影 リチャード・リーコック
■音楽 ヴァージル・トムソン

■出演 ジョゼフ・ブドロー /ライオネル・ルブラン /E・ビアンヴニュ /フランク・ハーディ

■1948年ヴェネチア国際映画祭国際賞受賞/アカデミー賞原案賞ノミネート/1994年アメリカ国立フィルム登録簿新規登録作品

■パンフレット販売なし

ドキュメンタリー映画の巨匠フラハティが描く少年の冒険譚

ルイジアナの広大な湿地に両親と住む少年アレクサンダー。自然と野生動物に囲まれた彼の生活は、ある日、父親が油田掘削の許可書にサインしたことで大きく変わる。ほどなく始まった掘削作業に彼は魅了されていき、作業員との和やかな交流が生まれる。しかし突如トラブルにより掘削は中止の危機に陥ってしまう…。

もともとは石油会社のPR映画だったが、世界映画史に残る傑作となったロバート・フラハティ監督による物語映画。

ルイジアナの広大な湿地に住む少年が油田掘削に魅せられていく様子を描く。随所で川から顔をだす獰猛なワニ、少年と友達のようなアライグマ、そして闇夜にそびえたつ油田やぐらなどがリアルでありながら、どこかファンタジックに見える。迫力満点の油田掘削やワニと少年の戦いも見どころのひとつ。

本作はアカデミー賞原案賞にもノミネートされ、音楽を担当したヴァージル・トムソンは本作でピューリッツァー賞を受賞。1994年にはアメリカ国立フィルム登録簿にも選ばれている。キャストは全くの無名で、主人公の少年は、ルイジアナでオーディションをして見つけてきた。また撮影はのちに著名なドキュメンタリー監督になるリチャード・リーコックが担当している。

モアナ 南海の歓喜 サウンド版
Moana with sound

開映時間 【8/17(土)・19(月)・21(水)・23(金)上映】※上映時間は未定です
ロバート・フラハティ監督作品/1926年・1980年・2014年/アメリカ/98分/DCP/サウンド版

■監督 ロバート・フラハティ
■共同監督 フランシス・フラハティ/モニカ・フラハティ
■撮影 ロバート・フラハティ/デビッド・フラハティ
■録音 モニカ・フラハティ/リチャード・リーコック

■1962年カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞受賞

■オフィシャルサイト https://moana-sound.com/

■パンフレット販売未定

© 1980 Monica Flaherty-Sami van Ingen. Moana
© ℗1926 Famous Players-Laski Corp. Renewed 1953 Paramount Pictures Corp.
Licensed by Kino Lorber, Inc., New York, through Tuttle-Mori Agency, Inc., Tokyo

ドキュメンタリーという言葉はこの映画からはじまった! 100年前の南の島、ある家族の物語

南太平洋サモア諸島で暮らすルペンガー家には、モアナという息子がいた。一家は、常食とするタロイモ採りに出かけ、イノシシの通る道に罠を仕掛ける。珊瑚礁の岸に寄せる波間に、丸木船に乗って採集に出かける。モアナと婚約者ファアンガセは、結婚式の準備のために踊り、モアナは、成人式の刺青をしてもらい、いよいよ村人の歌声とともに挙式の準備が整った。

ドキュメンタリーの始祖フラハティがカメラに収めた南の島の暮らし。“ドキュメンタリー”という言葉は、1926年の本作公開時に、新聞の映画評で使われたことが起源とされている。無声だった作品に1980年、娘のモニカ・フラハティ監督が現地の人々による本物の音や会話、民謡を録音し付け加えた。さらに2014年に施された最新のデジタル技術により瑞々しく蘇った。

大自然のなかにあった、踊りと音楽にあふれた人々の暮らし――『モアナ 南海の歓喜』は圧倒的な映像で生きることの美しさと人間が持っている本来の輝きを見せてくれる。

アラン
Man of Aran

開映時間 【8/18(日)・20(火)・22(木)上映】※上映時間は未定です
ロバート・フラハティ監督作品/1934年/イギリス/77分/DVD

■監督・撮影 ロバート・フラハティ
■脚本 ジョン・ゴールドマン
■音楽 ジョン・グリーンウッド

■出演 コルマン・キング/マギー・ディレーン/マイケル・ディレーン

■1934年ヴェネチア国際映画祭最優秀外国映画賞受賞

■パンフレット販売なし

岩を噛む波、荒れ狂う海、大自然のパワーと闘う人々。真実の魅惑、長編ドキュメンタリーの至宝。

アイルランド西岸の荒涼たる孤島アランは、岩だらけで木も土もない。ここに生きる人々は過酷な環境に不屈の精神力で立ち向かい、生命のある限り闘いつづける。

ロバート・フラハティ監督による芸術的ドキュメンタリー映画の最高峰。ある3人家族を中心に、厳しい環境の中で暮らすアラン島民の過酷な生活を撮影。描かれる自然や人々の表情の美しさが感動を呼ぶ。

極北のナヌーク
Nanook of the North

開映時間 【8/18(日)・20(火)・22(木)上映】※上映時間は未定です
ロバート・フラハティ監督作品/1922年/アメリカ/78分/ブルーレイ/サイレント

■監督・製作・撮影 ロバート・フラハティ

■1989年アメリカ国立フィルム登録簿新規登録作品

■パンフレット販売なし

© 2013 by Film Preservation Associates, Inc.

イヌイット一家、大自然の中でのたくましい暮らし――1922年、記録映画の原点

カナダ北部の極地。雪と氷の大平原を背景に、カヌーでの移動、セイウチやアザラシ漁、毛皮を売る姿、住居を氷や雪で作る様子など極地のイヌイット族一家の暮らしと、生きるために苛酷な自然と闘っていく様を迫真せまる映像で描く。

『極北の怪異』のタイトルでも知られるドキュメンタリー映画の先駆的作品で、その後の映像ドキュメンタリー作家に多大な影響を与えた「記録映画」の大傑作。探検家、人類学者でイヌイットを生涯にわたるテーマとしていたロバート・フラハティの名を一躍有名にした作品でもある。 デジタルリマスター・音楽付きサイレント版にて上映。