7/12(土)・14(月)・16(水)・18(金)
巨人と玩具11:0015:00
青春残酷物語13:0017:00
太陽を盗んだ男19:00
~21:30
7/13(日)・15(火)・17(木)
嵐を呼ぶ十八人10:3014:45
豚と軍艦12:4016:55
~18:45
太陽を盗んだ男19:00
~21:30

▼チケット販売時刻▼

【7/12(土)・14(月)・16(水)・18(金)】
・11:00『巨人と玩具』からの二本立て >>> 10:20
・それ以降の回/ラスト1本 >>> 各回その直前の回が始まって10分後
・レイトショー >>> 10:20

【7/13(日)・15(火)・17(木)】
・10:30『嵐を呼ぶ十八人』からの二本立て >>> 9:50
・それ以降の回/ラスト1本 >>> 各回その直前の回が始まって10分後
・レイトショー >>> 9:50

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★指定席でご案内しております。チケットの販売は窓口のみとなります。受付にお時間がかかることが予想されますので、ご来場の際はお時間に余裕を持ってお越しください。
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巨人と玩具
Giants and Toys

開映時間 【7/12(土)・14(月)・16(水)・18(金)】11:00 / 15:00
増村保造監督作品/1958年/日本/95分/DCP

■監督 増村保造
■原作 開高健
■脚本 白坂依志夫
■撮影 村井博
■編集 中静達治
■音楽 塚原晢夫

■出演 川口浩/野添ひとみ/高松英郎/小野道子/伊藤雄之助

■パンフレット販売なし

©KADOKAWA 1958

無名の少女をスターの座にのし上げた青年の野望!

虫歯だらけだが、元気と笑顔だけがとりえの平凡な娘・島京子。ひょんなことから製菓会社のマスコットキャラクターに選ばれ、宣伝部員・西洋介らの手によってスターダムにのし上がっていくのだが…。

現代社会の猛烈な宣伝合戦に翻弄される人々の狂態を描く、増村保造監督の初期代表作!

サントリーの宣伝部員であった開高健の原作をもとに、巨大な現代消費社会の掌の上で弄ばれ、どなりあいぶつかりあいながらも、したたかに生きていく男女を描いた増村保造初期の代表作。アップテンポなカットのつなぎ、スピーディな物語展開等、当時の日本映画のイメージとは一線を画す若々しい力に満ちている。

この作品で増村は初めてキネマ旬報ベストテンにランキングされたが、モダニスティックな題材が時代の先を行き過ぎていたためか、興行的にはふるわなかった。「オレは十年早すぎた」が増村保造の口癖だったという。

青春残酷物語 デジタル修復版
Cruel Story of Youth

開映時間 【7/12(土)・14(月)・16(水)・18(金)】13:00 / 17:00(~終映18:40)
大島渚監督作品/1960年/日本/99分/DCP/PG12

■監督・脚本 大島渚 
■製作 池田富雄
■撮影 川又昂
■音楽 真鍋理一郎
■美術 宇野耕司

■出演 桑野みゆき/川津祐介/久我美子/渡辺文雄/田中晋二/小林トシ子

■松竹オフィシャルサイト
https://www.shochiku.co.jp/cinema/database/03342/

■パンフレット販売なし

©1960/2014松竹株式会社

破滅することを心配なんかしてたら何も出来るもんか!

中年の男にホテルに連れ込まれそうになった真琴は、大学生の清に助けられた。その後ふたりはお互いをいたぶるかのように遊び、身体を重ねていく。清は人妻と不倫していたが、真琴のことが忘れられず、やがてふたりは同棲をはじめ、美人局で金を稼ぐようになる。しかし、まもなくして真琴が妊娠していることが発覚。子どもを堕ろせという清に反発し、真琴はアパートを出ていくが…。

松竹ヌーヴェル・ヴァーグという言葉を生み、大ヒットした大島渚監督長編第2作。

女子高生と大学生、若い2人の無軌道な愛は性急で、瑞々しくも痛々しい。やり場のない怒りが暴発し、お互いを、自身を傷つける。「青春」とはいったい何なのか? 当時28歳の新人監督だった大島渚が、2年間あたためていたという素材を自ら脚本化し監督。青春の悲劇をドキュメントタッチで描いた衝撃作にして、1960年代映画の傑作!

嵐を呼ぶ十八人
18 Roughs

開映時間 【7/13(日)・15(火)・17(木)】10:30 / 14:45
吉田喜重監督作品/1963年/日本/109分/35mm

■監督・脚本 吉田喜重
■原案 皆川敏夫
■撮影 成島東一郎
■音楽 林光

■出演 早川保/香山美子/松井英二/岩本武司/木戸昇/殿山泰司

■松竹オフィシャルサイト
https://www.shochiku.co.jp/cinema/database/03544/

■パンフレット販売なし

©1963松竹株式会社

鉄骨の底でうごめく野郎ども! 逆流する若い血!

瀬戸内海に面したK市のY造船所。島崎宗夫はK造船所の下請工場、大和田組の社外工。ある日、厚生係長村田から寮の管理をすれば特別給与も出すと言われ、月給の大半を酒と賭博で使い果す彼は渡りに舟で引き受けた。やってきた18人の入寮者たちは大阪で食いつめ、手配師の森山の手を通して流れ込んで来た札つきの連中だった。そんな彼らとの共同生活に手を焼く島崎を飲み屋の娘ノブと村田の妹で高校の教師をしている久子は暖い目を向けていた。やがて、造船所にも夏季手当闘争シーズンが到来。組合員でない彼らは暴発寸前のエネルギーを抱えており、やがて事件が起きる…。

“松竹ヌーヴェルヴァーグ”の旗手と呼ばれた鬼才・吉田喜重監督の意欲問題作!

皆川敏夫の原案を元に、『ろくでなし』(1960)で監督デビューし、『秋津温泉』(1962)で“松竹ヌーヴェルヴァーグ”の旗手と呼ばれた吉田喜重が監督と脚本を手掛けた青春ドラマ。瀬戸内科に面したある造船場で働く社外工の青年たちの姿を、従来の労働者映画への批判を込めて皮肉たっぷりに描く。主演は『野良犬』の早川保。

豚と軍艦
Pigs and Battleships

開映時間 【7/13(日)・15(火)・17(木)】12:40 / 16:55(~終映18:45)
今村昌平監督作品/1960年/日本/108分/35mm

■監督 今村昌平
■脚本 山内久
■撮影 姫田真佐久
■編集 丹治睦夫
■音楽 黛敏郎

■出演 長門裕之/吉村実子/南田洋子/丹波哲郎/加藤武/小沢昭一

■日活オフィシャルサイト
https://www.nikkatsu.com/movie/20503.html

■パンフレット販売なし

©日活

今までにない異常な純愛! 度肝を抜く笑いの連続!

水兵相手のキャバレーが立ち並ぶ横須賀ドブ板通り。そこでモグリの売春ハウスを営む日森一家は、当局の取り締まりで根こそぎやられてしまい青息吐息。行き詰った彼らは基地の残飯を使って豚の大量飼育を考えつき、今までハウスの客引きをしていたチンピラ欣太も豚の世話をすることになる。ある日欣太は、日森一家の幹部で胃病持ちの鉄次に流れやくざ・春駒の死体の始末を頼まれ、死体を豚に食わせてしまう。その後、一家の連中が食卓に上がった豚料理を食べていると、肉から金歯が出てきて…。

毒とエネルギーが溢れうねるような映画の力強さに満ちた今村「重喜劇」の代表作!

米軍基地の街を舞台に、軍に寄生するチンピラが目先の欲に駆られて自滅していく様を描く。戦後の日本人を風刺し、今村重喜劇のスタイルを確立したと言われる作品。長門裕之の主演代表作でもあり、競演の南田洋子の溌剌とした姿がまぶしい。1960年度キネマ旬報ベスト・テン第7位。

【レイトショー】太陽を盗んだ男
【Late Show】The Man Who Stole the Sun

開映時間 【7/12(土)~18(金)】19:00(~終映21:30)
長谷川和彦監督作品/1979年/日本/147分/35mm

■監督 長谷川和彦
■製作 山本又一朗
■原案 レナード・シュレイダー
■脚本 レナード・シュレイダー/長谷川和彦
■制作進行 黒沢清
■助監督 相米慎二/榎戸耕史
■撮影 鈴木達夫
■編集 鈴木晄
■音楽 井上堯之
■音楽プロデューサー 多賀英典

■出演 沢田研二/菅原文太/池上季実子/北村和夫/神山繁/佐藤慶/水谷豊/小松方正/西田敏行/伊藤雄之助/風間杜夫

■パンフレット販売なし


★本作品は特別レイトショー上映です。
☟入場料金
一律1200円(割引なし)
★チケットは、朝の開場時刻より受付にて販売いたします。

 
©1979 東宝/フィルムリンク・インターナショナル

ボクの先生は、原爆を持っている。

しがない中学校の理科教師・城戸誠。彼は茨城県東海村の原発からプルトニウムを盗み出し、自宅で原爆を作り上げる。思い付きで警察に脅迫電話をかけ、「テレビの野球中継の時間を延長しろ」「外務省の力でローリングストーンズを来日させろ(当時、ストーンズは麻薬所持により来日できなかった)」といった要求を繰り返し、次第に要求をエスカレートさせていく。山下警部はそんな城戸を追い続け……。

伝説の鬼才・長谷川和彦監督のもとで沢田研二と菅原文太が顔合わせし、映画ファンの間で語り継がれてきた、会心の傑作!

1976年のデビュー作『青春の殺人者』で高い評価を受け、日本映画監督の若き旗手と言われた長谷川和彦が次に放った入魂のエンタテイメント大作。平凡な中学校の理科教師がひとりで原子爆弾を作り上げ、国家に対峙するというレナード・シュレイダーの卓抜な発想を、緻密なプロットとそれまでの日本映画に類を見ないパワフルかつエネルギッシュな演出で映像化。

主演は人気絶頂を誇ったジュリーこと沢田研二、東映スターの菅原文太。坂下門や国会議事堂のゲリラ撮影、実際のデパートで撮影された札束のバラまきシーン、パトカーとの公道でのチェイスシーンなど数多くの逸話が残る撮影を敢行した。この撮影からのちに日本映画を担うことになる相米慎二監督、黒沢清監督などを輩出した。各映画賞を総ナメにし、今でも熱烈に支持されつづける日本映画史上の傑作カリスマ・ムービー!