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アクション、ユーモア、ロマンに満ちた世紀の映画!怒涛の映像美と壮大なメッセージが時を越えて、今、鮮やかに蘇る!

全編にわたりCGを一切使用していない迫力の実写!画面に映るものは、銃弾と死体以外全て本物!使われた信じられないようなエピソードの数々は、実話をもとに構成!これはノンフィクションを越えたフィクションだ!

ベトナム戦争時、キャリアを投げ打って特殊任務についたカーツ大佐(マーロン・ブランド)は
戦線を離脱し、カンボジアに自らの王国を築いていた。
ウィラードはアメリカ軍から「彼を暗殺せよ」という特命を受け、
行く先々で<狂気>というイベントを体験する。

サーフィンをするために、邪魔なベトコンをナパーム弾で一掃するキルゴア中佐(ロバート・デュバル)。
ワグナーの名曲“ワルキューレの騎行”をBGMに、陽気な殺戮が開始される。
画面から流れ出るナパームの匂い。プレイメイトの慰問に性欲を爆発させる兵士たち。
指揮官不在のまま戦う兵士たちの目は空ろに見開かれ、
そこに人間の意志や目的はもはや見出せない。
繰り返し発射される砲弾の放つ光は、美しくすらある。
ドラッグにまみれた戦場という事実を、この映画は白日の下にさらけ出した。

全編に溢れる<狂気>はいつしか<生気>と溶け合い、
殺すべきカーツに、親しみにも似た感情が生まれ、とまどうウィラード。
我々は一体何のために戦っているのか?
私たちは、いつしか彼の体験を、感情を、自分のもののように感じ始める。

全ての人間が内包する<狂気>という本能を、
文明の衣を脱いだカーツは惜しみなく発揮する。
発揮してなお、最後の言葉によって
彼が文明に捕われたままであったことを思い知らされるのである。

地獄の黙示録 特別完全版
APOCALYPSE NOW REDUX
(2000年 アメリカ 203分) pic 2008年8月2日から8月8日まで上映 ■監督・製作・脚本・音楽 フランシス・フォード・コッポラ
■脚本 ジョン・ミリアス
■音楽 カーマイン・コッポラ
■出演 マーロン・ブランド/マーティン・シーン/デニス・ホッパー/ロバート・デュヴァル/ローレンス・フィッシュバーン/ハリソン・フォード

■1979年アカデミー賞撮影賞・音響賞受賞ほか6部門ノミネート/1979年カンヌ国際映画祭パルムドール・FIPRESCI(国際映画批評家連盟)賞受賞/1979年ゴールデン・グローブ助演男優賞(ロバート・デュヴァル)・監督賞・音楽賞受賞

★一本のみの上映です。ラスト割引はありません。

『地獄の黙示録・特別完全版』。
もうタイトルからして、スゴイです。スケールでか過ぎです。

ジョゼフ・コンラッドの小説『闇の奥』をもとにし、最狂のアメリカ映画と言われ、怪作とも言われ、それでもなお戦争映画の金字塔であり続ける大傑作!!!!!

1979年のカンヌ国際映画祭パルムドール、同年アカデミー賞2部門受賞ほか、受賞記録もスゴイのなんのですが、はっきり言ってこの映画は記録より記憶に残る衝撃がまじでハンパねぇんです。観る映画を越えて体感系です。映画館でやる意義ありまくりです。

そんな怪物映画ですから、製作にまつわる逸話もハンパねぇです。映画製作そのものが、まさに映画と同じように、幻覚的で恐怖に満ちた、まるでオペラのように壮大な一代叙事詩であったと言えます。

例えば

・当初4ヶ月の予定だった撮影は実際には15ヶ月に及んだ
(最終的に238日間で、200万フィート=370時間分のフィルムを撮影した)
・マーティン・シーンが消耗性熱射病のためにマニラで入院、一時は危篤状態に
・マーロン・ブランドは誰にも予測不可能なほど激太りして現れ、用意された衣装が入らず、
コッポラは胸から上だけを撮影することに決定
・フィリピンを40年来で最大の台風が直撃

等々…(このあたりの撮影時のトラブルに関してはwikipedia「地獄の黙示録」が詳しい)

…まさに映画の撮影自体が戦争のようなものだったのです…

だから投じられた費用もハンパありません。当初の予算約35億をはるかに越え、実際にかかったのは約90億円…コッポラは自分の映画を貫くべく、これまたハンパない自腹を切ったというわけです。

あぁ、、、作るも地獄、観るも地獄の黙示録。。。

怪物的大傑作が生まれた背景には、どんな地獄からも逃げずに立ち向かったコッポラの執念ともいえる情熱があったのです。
そして、情熱の炎は戦火にも負けず燃え盛り、、、

アメリカ映画史上、いや、世界映画史上に残る怪物を生み出した!!!
コッポラでさえコントロール不能な。。。
どうぞご覧になる方はしっかりと体調を整えていらして下さい。

早稲田松竹×『地獄の黙示録 特別完全版』

もはや映画鑑賞ではない、そこにあるのは地獄体感だ。

嗚呼、NO WAR

ハンパねぇ

(アセイ)


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