僕の彼女を紹介します
WINDSTRUCK
(2004年 韓国 123分)
2005年7月23日から7月29日まで上映 ■監督・脚本 クァク・ジョエン
■出演 チョン・ジヒョン/チャン・ヒョク/キム・テウ

(C)Surprises Ltd.

「ゴメン」なんて決して言わないけど純粋で。手料理は決してうまくないけど一生懸命で。間違って逮捕したりもするけど、勇敢で。思い込みが激しくて時々困るけど、いつでもまっすぐ。そんな、誰より強くてキュートな、僕の彼女を紹介します。

pic街に響く女性の悲鳴。ひったくり犯が現れたのだ。見過ごしてなるものかと犯人を追いかける婦警のヨ・ギョンジン(チョン・ジヒョン)。自信満々に男を羽交い絞めにした彼女だったが、取り押さえたのは犯人逮捕に協力しようと追いかけていた善良な新米教師、コ・ミョンウ(チャン・ヒョク)だった。

人違いだと訴えるも、突っ走っている彼女は聞く耳持たず。ようやく誤解が解けたかと思いきや、「手柄が台無しにされた」とふくれている。それが2人の出会い。そんな散々な出会いだったにもかかわらず、その後交番で偶然に再会した2人は何故か惹かれあっていく。それから2人に待ち受けている運命など考えもせずに…。

picクァク・ジョエン監督とチョン・ジヒョンのコンビで韓国映画史上最高のラブストーリーと謳われた『猟奇的な彼女』から3年、2人が再びタッグを組んだ待望のラブストーリー『僕の彼女を紹介します』がやってきました。奔放で激しくてカワイイ「彼女」っぷりはそのままに、女性的な感性や深い心の傷なども丁寧に描かれていて、より奥行きのある女性になっています。

そして、「彼女」だけでなく「彼」も見逃せません。実直で、正義感に溢れ、好きな女の子をなにがあろうと全力で守り通す、優しい彼。いつもはクールな男性が好きな女性も、時にはこんな彼氏に守られてみるのもいいかもなあ、と思うはず。思わず応援したくなるような彼の誠実さを、なんのイヤミもなく演じたチャン・ヒョクは「彼女」のチョン・ジヒョン同様、まさにハマリ役です。

(cotd)


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きみに読む物語
THE NOTEBOOK
(2004年 アメリカ 123分)
pic 2005年7月23日から7月29日まで上映 ■監督 ニック・カサヴェテス(『シーズ・ソー・ラブリー』)
■原作 ニコラス・スパークス『きみに読む物語』(新潮社刊)
■脚本 ジャン・サーディ(『シャイン』)
■出演 ライアン・ゴズリング/レイチェル・マクアダムス/ジーナ・ローランズ/ジェームズ・ガーナー/ジョーン・アレン

(C)GAGA-HUMAX

とある療養所のイスに座るたたずまいの美しい女性。彼女は病によって、若き日の情熱的な思い出の全てを忘れてしまっている。そんな彼女のもとに定期的の通う初老の男性。デュークと名乗るその男は彼女にある物語を読み聞かせている。古き良き時代のアメリカ南部の小さな町の、きらめくような夏の恋物語を…。

pic南部の裕福な家庭に育ったアリーは、一夏を過ごすために家族と共に美しい川と陽光の地・ノースカロライナ州・シーブルックにやってくる。カーニバルの夜、アリーを見かけた地元の青年ノアは、彼女に一目惚れをする。ノアに、自分の周りの男達とは違う魅力を感じたアリーは激しく彼に惹かれるようになる。しかし、娘の将来を案じる両親は2人の交際を許さず、アリーは都会へ連れ戻されてしまう。ノアは365日毎日手紙を書くものの、アリーからは一通の返信もこない。そして、第2次世界大戦が始まり…。

pic身分違いの恋、戦争によって引き離される2人。古典的ともいえるギミックを用いつつも、抑えた演出と巧みな構成により、決してくさくない恋愛映画になっているところは見事。

また、老人2人を演じるジーナ・ローランズとジェームス・ガーナーが存在感たっぷりに深みのある演技を見せてくれる。

監督はかのインディーズ映画の父・ジョン・カサベテスの息子、ニック・カサベテス。母、ジーナ・ローランズとは8年ぶりの共同作業である。『マディソン郡の橋』を超えるベストセラーの映画化。

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