アダプテーション
ADAPTATION
(2002年 アメリカ 115分 PG-12
2004年2月7日から2月13日まで上映 ■監督 スパイク・ジョーンズ
■原作 スーザン・オーリアン
■脚本・製作総指揮 チャーリー・カウフマン
■脚本 ドナルド・カウフマン

■出演 ニコラス・ケイジ/メリル・ストリープ/クリス・クーパー/ブライアン・コックス/ティルダ・スウィントン/マギー・ギレンホール

■2003年ベルリン国際映画祭審査員特別賞・銀熊賞受賞(スパイク・フォーンズ)/2002年アカデミー賞助演男優賞受賞(クリス・クーパー)、主演男優・主演女優・脚色賞ノミネート

★本編はカラーです

(C)アスミックエース エンタテインメント

『マルコヴィッチの穴』で大成功を収めた脚本家チャーリー・カウフマン(ニコラス・ケイジ)は、スーザン・オーリアン(メリル・ストリープ)の著書、『蘭に魅せられた男 驚くべきコレクターの世界』の脚色を依頼される。それはフロリダで蘭を不法採集した男、ジョン・ラロシュ(クリス・クーパー)を追いながら、人々を掻き立てる‘情熱’について描いたベストセラーだった。

picしかし、チャーリーはアイデアがまとまらず行き詰まってしまう。一方、彼の双子の陽気な弟ドナルド・カウフマン(ニコラス・ケイジの二役)も脚本家を目指しており、彼の作品は意外や傑作の呼び声。焦ったチャーリーは苦悩の末、脚本に自らを登場させるという突飛なアイデアを思いつく。そして、スーザンに会いにいこうとしたことから現実とフィクションが交錯し、事態は思わぬ方向へ…。

pic『マルコヴィッチの穴』から3年。再びコンビを組んだスパイク監督とカウフマンによる、誰も考えつかない奇想天外な傑作の登場だ。

2003年アカデミー賞主要4部門にノミネートされ、見事クリス・クーパーが助演男優賞を受賞している。

(カツオ)


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コンフェッション
CONFESSIONS OF A DANGEROUS MIND
(2002年 アメリカ 113分 PG-12
pic 2004年2月7日から2月13日まで上映 ■監督 ジョージ・クルーニー
■製作総指揮 スティーヴン・ソダーバーグ
■原作 チャック・パリス 
■脚本 チャーリー・カウフマン

■出演 サム・ロックウェル/ドリュー・バリモア/ジョージ・クルーニー/ジュリア・ロバーツ/ルトガー・ハウアー/マギー・ギレンホール

■2003年ベルリン国際映画祭銀熊賞(男優賞)受賞(サム・ロックウェル)

(C)ギャガ・コミュニケーションズ Gシネマグループ

1970年代、アメリカのテレビ界に君臨した伝説的プロデューサー、チャック・バリスが、1984年に出版した自伝『Confessions of a Dangeros mind / 危険な心の告白』をもとに、テレビとCIAという裏腹な世界での二重生活を描いた、一級のエンタテイメント作品である。

pic自伝の中でチャックは、売れっ子テレビプロデューサーとしての“表の顔”とCIAの工作員という“裏の顔”を併せ持ち33人の暗殺に関与したと告白している。その衝撃的な内容は世間をアッと驚かせ、スリリングでエキサイティングな題材はハリウッドの製作者たちを惹きつけた。

ほどなく『マルコビッチの穴』でアカデミー脚本賞にノミネートされた、「ハリウッドでNo1の脚本家」との評価を受けるチャーリー・カウフマンに脚本執筆決定となる。

pic様々な監督、俳優が候補に上がる中、何度も何度も企画は頓挫。CIAのエージェント役にキャスティングされていたジョージ・クルーニーが、カウフマンの驚くべき手腕で極上のストーリーへと再構築されたこの脚本に惚れ込んで、最後まで映画化に執念を燃やし、ついにスティーブン・ソダーバーグの協力を得て、自ら監督・製作を務める決意をした。なんといっても実在のチャック・バリスの波乱万丈の人生と二転三転のストーリー展開がキーである。

(WING)



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