スタンド・バイ・ミー
STAND BY ME PG12
(1986年 アメリカ 89分)
2003年5月3日から5月9日まで上映 ■監督 ロブ・ライナー
■原作 スティーヴン・キング
■脚本 レイノルド・ギデオン/ブルース・A・エヴァンス
■出演 ウィル・ウィートン/リヴァー・フェニックス/コリー・フェルドマン/ジェリー・オコンネル/キーファー・サザーランド/ジョン・キューザック/リチャード・ドレイファス

■1986年アカデミー賞脚色賞ノミネートほか

(C)ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

1959年の夏、オレゴン州のキャッスル・ロック。人口1200あまりの小さな町で、ゴーディ、テディ、バーン、クリスの4人はいつも一緒の遊び仲間だった。

繊細な心に文学への才能を秘めたゴーディ、アル中の父、グレた兄という八方塞の環境にありながら、タフなリーダーシップを発揮するクリス、かつて第二次大戦の英雄だった父を尊敬する激情家タイプのテディ、ドジでのろまで、でも憎めないバーンと、性格も個性も違う4人だったが、少年期特有の秘密めいた仲間意識で結ばれていた。

ある日バーンが耳よりな情報を仕入れてくる。この数日、噂でもちきりの行方不明の少年の事故死体が、森の奥にあるというのだ。もし死体を発見すれば、一躍町の英雄になれる!少年たちは好奇心と冒険心に胸を膨らませ、森の中に旅立っていった。

成人して人気作家となったゴーディの回想として綴られるこのドラマは、原作者のスティーブン・キングの自伝的短編『死体(ザ・ボディ)』を脚色し、失われた少年期へのノスタルジックなタイム・スリップであると同時に、誰もが体験する少年期の特異な友情、それへの訣別の姿を感情豊かに、心に染み入るようなタッチで呼び起こした感動作である。監督のロブ・ライナーはこの映画で青春映画の代名詞になった。 


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ショーシャンクの空に
THE SHAWSHANK REDEMPTION
(1994年 アメリカ 143分)
pic 2003年5月3日から5月9日まで上映 ■監督・脚本 フランク・ダラボン
■原作 スティーヴン・キング
■出演 ティム・ロビンス/モーガン・フリーマン/ウィリアム・サドラー/ボブ・ガントン/ジェームズ・ホイットモア/クランシー・ブラウン

■1994年アカデミー賞作品・脚色・主演男優(モーガン・フリーマン)ほか計7部門ノミネート

(C)松竹富士

若き銀行副頭取のアンディー(ティム・ロビンス)は妻とその愛人の殺害容疑で逮捕され、無実にも関わらず終身刑となり、ショーシャンク刑務所に収監された。刑務所内で彼は口数も少なく、他の受刑者を避けていたが、ロックハンマーを依頼したのをきっかけに‘調達屋’のレッド(モーガン・フリーマン演)と友情を築いていく。

時は流れ、アンディーは前職の腕前を買われて刑務所長や看守たちの財産運用を手助けしていた。そんなある日、アンディーの妻殺しの真相を知る男が入所してきた。20年目にして無罪証明のチャンスがやってきたが、所長の陰謀により彼の訴えは脆くも握りつぶされてしまう。

しかし決して希望を捨てることのなかったアンディは、誰もが予想さえしなかった奇跡を起こす。これは、そんなアンディーの姿を、心からの友人であるレッドの語りで綴られていく感動の物語である。

原作はスティーブン・キングの短編『刑務所のリタ・ヘイワース』。この短い物語をよくここまでイマジネーション豊かにふくらましたもんだと感心してしまうはずである。



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