スコットランド、エディンバラ。マーク・レントンと仲間たちはヘロイン中毒。厳しい現実から目をそらすためドラッグに溺れ今を楽しむことに専念していた。

そんな彼らの友情はやがて崩壊の運命をたどり、レントンだけがそこから逃げるチャンスを手に入れようとする。果たして彼はどんな未来を選ぶのか。

友情と裏切り、人生の選択という普遍的なテーマを描いた本作は、90年代を代表するブリティッシュ・ニュー・シネマの傑作と絶賛を浴び、“『パルプ・フィクション』＋『時計じかけのオレンジ』” とも “陽気で悲惨な青春を、クールなユーモアとスタイリッシュな映像で描いた90年代の『さらば青春の光』” とも評された。

監督ボニー・ダイル、製作アンドリュー・マクドナルド、脚本ジョン・ホッジの3人は前作『シャロウ・グレイヴ』からのチーム。前作のヒットでハリウッドからも映画製作のオファーが殺到したが、それを押しのけて本作に取り掛かった。

誰よりもスマートなマーク・レントンを演じるのは今や『スター・ウォーズ』をはじめ数々の作品に出演しているユアン・マクレガー。彼は本作で瞬く間にスターダムにのしあがった。

テーマ、ストーリー、映像、スタッフ、キャストの魅力に加え、彩りを添えるのはサウンドトラック。ブリット・ポップ陣を中心に豪華なアーティストたちが集結した。