6/21(土)・23(月)・25(水)・27(金) | |||
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捕えられた伍長 | 12:05 | 16:05 | |
皆殺しの天使 | 10:10 | 14:10 | 18:10 ~19:50 |
【レイトショー】ニューヨークの王様 | 20:05 ~21:50 |
6/22(日)・24(火)・26(木) | |||
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奇跡 | 11:45 | 15:55 | |
神の道化師、フランチェスコ | 10:00 | 14:10 | 18:20 ~19:50 |
【レイトショー】ニューヨークの王様 | 20:05 ~21:50 |
▼チケット販売時刻▼
【6/21(土)・23(月)・25(水)・27(金)】
・10:10『皆殺しの天使』からの二本立て >>> 9:30
・それ以降の回/ラスト1本 >>> 各回その直前の回が始まって10分後
・レイトショー >>> 9:30
【6/22(日)・24(火)・26(木)】
・10:00『神の道化師、フランチェスコ』からの二本立て >>> 9:20
・それ以降の回/ラスト1本 >>> 各回その直前の回が始まって10分後
・レイトショー >>> 9:20
☆レイトショーは二本立てとは別料金(一律1200円)になります。
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★指定席でご案内しております。チケットの販売は窓口のみとなります。受付にお時間がかかることが予想されますので、ご来場の際はお時間に余裕を持ってお越しください。
★そのほか、ご入場システムに関する詳細は、「劇場案内」ページをお読みください。
捕えられた伍長 4Kレストア
The Elusive Corporal
■監督 ジャン・ルノワール
■脚本 ジャン・ルノワール/ギイ・ルフラン
■原作 ジャック・ペレ
■撮影 ジョルジュ・ルクレール
■音楽 ジョセフ・コスマ
■出演 ジャン=ピエール・カッセル/クロード・ブラッスール/クロード・リッシュ/ジャン・カルメ
■1962年ベルリン国際映画祭金熊賞ノミネート
/1963年英国アカデミー賞総合作品賞ノミネート
■オフィシャルサイト
https://www.ivc-tokyo.co.jp/JEAN_RENOIR_130/
■パンフレット販売なし
© 1962 STUDIOCANAL. Tous droits réservés.
ただひたすら、自由を求めて。
ドイツ軍捕虜収容所に収容されているフランス軍のなかに、脱走をくりかえす5人の兵士たちがいた。仲間が次々と脱走していく中で、ひとり”伍長”だけが自由を求めて6回目の脱走を試みるのだが…。
名作『大いなる幻影』の変奏ともいうべき傑作喜劇。生の歓びを高らかに謳い上げるルノワール最後の人生讃歌!
何度失敗しても果敢に捕虜収容所からの脱走を試みる伍長の姿を通して、生きる歓びと素晴らしさを描いたルノワールの遺作。自身の代表作『大いなる幻影』の変奏とも言える作品だが、シリアスでペシミスティックな『大いなる幻影』に対し、本作はより軽快なタッチと魅力的なキャラクター描写により軽快な喜劇に仕上がっている。
ルノワールは「敗れた者の精神についての映画を作りたかった。『大いなる幻影』はその反対に勝者の映画だった。先の大戦は私たちに一つのことを教えてくれた。そこには敗者しかないということである」と語る。『フレンチ・カンカン』の成功でフランス映画界へ復帰したルノワールだったが、その後の作品は不振が続き、晩年アメリカで暮らし母国へ帰ることは叶わなかった。何度失敗してもパリに帰りたいと願う本作の主人公の姿は、まさに自身の心情と重ね合わされていたのかもしれない。
出演は『ブルジョワジーの密かな愉しみ』のジャン=ピエール・カッセルと『はなればなれに』クロード・ブラッスール。エリック・ロメールは本作をオールタイムベストに挙げるほか、「カイエ・デュ・ シネマ」誌にてその年のベスト10 に選出された。
皆殺しの天使
The Exterminating Angel
■監督・脚本 ルイス・ブニュエル
■製作 グスタボ・アラトリステ
■原案 ルイス・ブニュエル/ルイス・アルコリサ
■撮影 カブリエル・フィゲロア
■音楽 ラウル・ラビスタ
■出演 シルビア・ピナル/エンリケ・ランバル/ジャクリーヌ・アンデレ/ルシー・カリャルド/エンリケ・G・アルバレス
■第15回カンヌ国際映画祭国際映画批評家連盟賞受賞
■オフィシャルサイト(「シュルレアリスム100年映画祭」特集サイト)
https://trenova.jp/surrealism100/
■パンフレット販売なし
提供:シュルレアリスム100年映画祭
夏の夜食の宴、上流階級の男女20人を襲った強烈な体験
ある夜、ブルジョアの邸宅で晩餐会が催される。会がはじまると、使用人たちは次々と姿を消し、執事一人が残される。晩餐を終えた招待客は、客間に腰を落ち着かせるが、夜が明けても全員が帰る方法を忘れたかのように何故か外に出ることができなくなってしまい、ついには食料も底をつき…。
シュルレアリスムの極致! ルイス・ブニュエル監督の伝説的傑作映画
人間の基本的な欲求が満たされなくなるにつれ、彼らの社会性が急速に崩壊していく様子を、解読不能なイメージを次々と登場させブラックユーモアたっぷりにブルジョア達を描いている。ブニュエルのメキシコ時代の最高傑作と称される、第15回カンヌ国際映画祭国際映画批評家連盟賞受賞。
奇跡
Ordet
■監督・脚本 カール・テオドア・ドライヤー
■原作 カイ・ムンク「御言葉」
■撮影 ヘニング・ベンツセン
■舞台美術 エーリック・オース
■出演 ヘンリック・マルベア/ビアギッテ・フェザースピル
■1955年ヴェネチア国際映画祭 金獅子賞/1956年ゴールデングローブ賞 最優秀外国語映画賞
■オフィシャルサイト(「カール・テオドア・ドライヤー セレクション2」特集サイト)
https://www.zaziefilms.com/dreyer2023/
■パンフレット販売なし
©Danish Film Institute
家族の葛藤と信仰の真髄を解く不朽の名作
ユトランド半島に農場を営むボーオン一家が暮らしていた。長男の妻で妊婦であるインガーはお産が上手くいかず帰らぬ人に。家族が悲嘆に暮れる中、自らをキリストだと信じ精神的に不安定な次男ヨハンネスが失踪、しかし突如正気を取り戻しインガーの葬儀に現れる。
巨匠カール・テオドア・ドライヤー監督の代表作にして、最も劇的な感動を呼ぶ名編。20世紀前半のデンマーク・ユトランド半島にある村を舞台に、室内の厳粛な空間と屋外の風吹く野をめぐる圧倒的な風景の中、家族の葛藤と大いなる愛が格調高い演出で描かれる。カイ・ムンクの戯曲「御言葉」を原作に、演劇的目線で家族の葛藤と信仰の真髄を問う傑作。
神の道化師、フランチェスコ デジタル・リマスター版
The Flowers of St. Francis
■監督 ロベルト・ロッセリーニ
■製作 ジュゼッペ・アマート
■脚本 ロベルト・ロッセリーニ/フェデリコ・フェリーニ
■撮影 オテッロ・マルテッリ
■美術 ヴィルジリオ・マルキ
■音楽 レンツォ・ロッセリーニ
■出演 ナザリオ・ジェラルディ/アルド・ファブリッツィ/アラベラ・ルメートル/セヴェリーノ・ピサカネ
■物販情報
・リーフレット(500円)
©1950 RTI/Rizzoli
巨匠ロベルト・ロッセリーニが描く聖なる隣人の物語
フランチェスコと彼の使徒たちはサンタ・マリア・デッリ・ アンジェリの丘に小さな小屋を立て、共同生活を送りながら布教活動を始める。しかし、彼らを待っていたのは理不尽な仕打ちや弾圧だった…。
『無防備都市』『戦火のかなた』などでイタリア・ネオリアリズモの巨匠と称されるロベルト・ロッセリーニが、アッシジの聖人フランチェスコと彼を慕う修道士たちの事績を、ユーモラスな描写も交えながら峻厳なスタイルで撮り上げた1950 年の作品。14世紀頃に精選された名詩選「聖フランチェスコの小さい花」と「兄弟ジネプロ伝」から着想を得て、1210年から1218年までのエピソードを導入部と9つの章からなる作品として構成。当時の生活の細部も丹念に描かれ、中世を舞台にしたネオリアリズモ映画とも謳われている。
【レイトショー】ニューヨークの王様
【Late Show】A King in New York
■プロデューサー・監督・脚本・作曲 チャールズ・チャップリン
■撮影 ジョルジュ・ペリナール
■出演 チャールズ・チャップリン/ドーン・アダムズ/マイケル・チャップリン/マクシーン・オードリー/オリヴァー・ジョンストン/シドニー・ジェイムズ
■パンフレット販売なし
★本作品は特別レイトショー上映です。
☟入場料金
一律1200円(割引なし)
★チケットは、朝の開場時刻より受付にて販売いたします。
©Roy Export SAS
チャップリンの最後の主演作。今こそ新しい、痛烈なアメリカ文明風刺!
革命を逃れて「自由の国」アメリカに亡命してきたシャドフ国王。ひょんなことから出席したパーティーの様子が隠しカメラでテレビ放送され、CMタレントとして人気者になってしまう。だが、共産党員の息子と知り合ったことから、反共主義のヒステリーに巻き込まれていく…。
戦勝に沸くアメリカ政府は、「平和の煽動者」たるチャップリンを事実上、国外追放にした。
本作は、チャップリンから「不自由の国」アメリカヘの抱腹絶倒のしっぺ返しだ。大御所の地位に安住することなく、67「歳にして軽やかにギャグを繰り出し、現代文明の不条理を鋭く風剌! 名匠ロッセリーニ監督は「これぞ自由人の映画」と絶賛した。息子のマイケルが悲劇のルパート少年を好演!
「現代アメリカを痛烈な皮肉で笑いとばしたこの映画は当然当局をいたく刺激し怒りを買った。 1940年『独裁者』でファシズムを、1947年『殺人狂時代』で戦争の大量殺人を告発して非米活動委員会から、“アカ”の絡印を押されたチャップリンはついにアメリカを去ることになる。そのアメリカへの怒りと失望をこめて、ロンドンのシェパートン撮影所で完成させたのは1957年だった。」
――1976年公開時のチラシより抜粋