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ジャン・ルノワール

1894年9月15日、パリ、モンマルトル生れ。画家オーギュスト・ルノワールの次男。第1次世界大戦に従軍し、足に銃撃をうけ負傷。その後航空学校でパイロットの資格を得、偵察飛行隊に配属されるが、まもなく後方勤務となり、パリで映画に耽溺する。

1924年に妻のカトリーヌ・エスランを主役に据えた映画『水の娘』でデビュー。『素晴らしき放浪者』、『ピクニック』、『どん底』を経て、『大いなる幻影』で、アカデミー作品賞にノミネートされるなど国際的名声を得る。『ゲームの規則』を最後に、第二次世界大戦がはじまり、アメリカに脱出。以後、ハリウッドを拠点に『スワンプ・ウォーター』などを監督。戦後はインドを舞台にした『河』、イタリアで撮った『黄金の馬車』を経て、『フレンチ・カンカン』『恋多き女』で、母国フランスに回帰した。辛辣なまでのリアリズム演出と、大らかで楽天的な人生観が共存する豊潤な映画世界は不滅の輝きを持つ。1979年2月12日米国カリフォルニア州の自宅で死去。84歳。

filmography

・水の娘(24)
・女優ナナ(26)
・チャールストン(27)
・マッチ売りの少女(28)
・素晴らしき放浪者(32)
・ボヴァリィ夫人(33)
・どん底(36)
・大いなる幻影(37)
・獣人(38)
・ラ・マルセイエーズ(38)
・ゲームの規則(39)
・スワンプ・ウォーター(41)
・南部の人(45)
・ピクニック(46)
・浜辺の女(46)
・河(51)
・黄金の馬車(53)
・フレンチ・カンカン(54)
・恋多き女(56)
・草の上の昼食(59)
・捕えられた伍長(61)

※日本未公開作品をのぞく

大いなる幻影 デジタル修復版
La Grande Illusion
(1937年 フランス 114分 DCP スタンダード)
pic 2018年10月13日-10月19日上映

■監督 ジャン・ルノワール
■台詞・脚本 ジャン・ルノワール/シャルル・スパーク
■助監督 ジャック・ベッケル
■撮影 クリスチャン・マトラ
■音楽 ジョセフ・コスマ

■出演 ジャン・ギャバン/ディタ・パルロ/ピエール・フレネー/エリッヒ・フォン・シュトロハイム

■1937年米アカデミー賞作品賞ノミネート

© 1937 STUDIOCANAL All rights reserved

捕虜は将校たち。監視する兵隊たち。
ルノワールの名を知らしめた反戦映画、不朽の名作

pic フランス飛行隊のマレシャル中尉とド・ボアルデュー大尉はドイツ軍に撃ち落され、捕虜となる。ふたりは脱走を重ねた挙句、ドイツの古城に作られた将校捕虜収容所に連行される。脱走不可能とされるその収容所は、かつてふたりを撃墜したドイツ貴族のラウフェンシュタイン大尉が所長を務めていた。同じ貴族階級のド・ボアルデューと彼は篤い友情で結ばれるが、マレシャルたちの脱走計画は着々と進められていく…。

「知的な映画を撮ろうとしているが、
『大いなる幻影』の足元にもおよばない。」
        ―――ウディ・アレン

pic第一次大戦中のドイツの捕虜収容所を舞台に、自由を求め、脱走を繰り返すフランス人将校たちを描き、外国語映画として初めて、アメリカのアカデミー作品賞にノミネートされるなど、公開当時から高く評価され、ジャン・ルノワール監督の名を世界に知らしめた作品。 主演はフランスを代表する名優ジャン・ギャバン、そしてサイレント映画時代の“怪物的映画監督”エリッヒ・フォン・シュトロハイムが収容所長を演じ圧倒的な存在感を見せる。

捕虜となるのはフランス、イギリス、ロシア各国の将校たち。それぞれの出自は、貴族、技師、役者、教授、裕福なユダヤ人…。そして彼らを監視するドイツ軍の新兵や老兵たち。様々な国籍と年齢、階級の人々が、戦争が生み出した収容所に邂逅する一大人間絵巻である。本作は、『第17捕虜収容所』『大脱走』など、その後に作られた脱走を描いた捕虜収容所映画の原点として多大な影響を与えている。

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恋多き女 デジタル修復版
Elena et les hommes
(1956年 フランス 99分 DCP スタンダード)
pic 2018年10月13日-10月19日上映

■監督・原案・台詞 ジャン・ルノワール
■脚色 ジャン・ルノワール/ジャン・セルジュ
■撮影 クロード・ルノワール
■編集 ボリス・ルバン
■音楽 ジョセフ・コスマ

■出演 イングリッド・バーグマン/ジャン・マレー/メル・ファーラー/ジャン・リシャール/ジュリエット・グレコ

© 1956 Gaumont - StudioCanal Image

人生は祝祭!
美貌の公女エレナが巻き起こす 恋愛喜劇の名作

pic<ベル・エポック>のパリ、7月14日の革命記念日。国民的人気のロラン将軍をひと目見ようと、大群衆が街を埋め尽くす。この日、ポーランド公女エレナ・ソロコフスカは、幸運のヒナギクをロラン将軍に捧げ、伯爵のアンリとワインを飲み交わす。エレナの輝くばかりの美貌は、男たちを夢中にさせるが、夫に先立たれた彼女は、実業界の大立者マルタン=ミショーと結婚するためにパリを訪れていた。おりしも隣国ドイツとの戦争の危機が迫るなか、エレナをとりまく男たちの争いも始まろうとしていた。

「『恋多き女』は、これこそ絶頂期の
ジャン・ルノワールだと思わせる作品である」
    ――――フランソワ・トリュフォー

pic 20世紀初めのフランスを舞台に、ポーランドから来た美貌の公女エレナが巻き起こす恋愛騒動を描く名作。革命記念日に沸くパリで、エレナに恋した3人の男たち、国民的人気の将軍、その親友の伯爵、富豪の実業家。彼らの行動はやがてフランスを揺るがす大騒動に発展していく。彼らとフランスの運命は、公女エレナの純粋な心にゆだねられていた。ジャン・ルノワール監督が、美しい映像とともに綴る、心躍る恋愛讃歌である。

主演はイングリッド・バーグマン。ハリウッドと家庭を捨て、イタリアの名匠ロベルト・ロッセリーニと結婚した世紀のスキャンダルから6年。名監督ルノワールのもとで、変わらぬ美しさをあでやかに披露し、ハリウッド復帰のきっかけとなった作品でもある。共演はフランスの二枚目俳優ジャン・マレーと、この頃オードリー・ヘプバーンと結婚していたメル・ファーラー。そして特別出演の歌姫ジュリエット・グレコが大輪の花を添える。

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