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多くの中学生にとって、学校と家は、自分を形作る大部分なのではないだろうか。
友達。先生。部活。勉強。そして親。それらが「世界」そのものなのだ。

『ソロモンの偽証』の中学生たちも同じである。
教室ではクラスメイトに仲間外れにされないように必死な子がいる。
家では親に怒られないようにびくびくしている子がいる。
繊細で傷つきやすい彼らは、だからこそ逆に、誰かを傷つけてしまうことがある。

けれどそのいっぽうで、彼らは怖いもの知らずで問題に立ち向かう勇気を持っている。
適当にごまかしたり、都合の悪いことに蓋をしたりせず、
“ほんとうのこと”を知ろうとするひたむきさがある。

主人公・藤野涼子が流す涙の、なんと清いことだろう。
自分の感情に従った、嘘いつわりのない素直な涙だ。
もしかしたら大人には流すことのできない涙だ。

子供から大人への準備期間――あの頃、何を感じ、何を思っていただろうか。
衝撃的な【クラスメイトの死】から始まる、少年少女たちの葛藤と成長の物語。
二部作続けてご覧ください。

(パズー)

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ソロモンの偽証
前篇・事件/後篇・裁判

(2015年 日本 前篇・121分/後篇・146分 DCP シネスコ) pic 2015年8月15日から8月21日まで上映 ■監督 成島出
■原作 宮部みゆき「ソロモンの偽証」(新潮文庫刊)
■脚本 真辺克彦
■撮影 藤澤順一
■編集 三條知生
■音楽 安川午朗

■出演 藤野涼子/板垣瑞生/石井杏奈/清水尋也/富田望生/前田航基/望月歩/佐々木蔵之介/夏川結衣/永作博美/黒木華/田畑智子/松重豊/小日向文世/尾野真千子

嘘つきは、大人のはじまり。

picクリスマスの朝、雪の積もった校庭で中学2年生の藤野涼子はクラスメートの死体を発見する。屋上から転落死した少年の名は、柏木卓也。警察は早々に自殺であると結論づけた。そんな折に、涼子のもとに1通の匿名の告発状が届く。「柏木卓也君は自殺したのではありません。本当は殺されたのです」。

同じ内容の告発状は、学校の校長と、テレビ局のディレクターのもとにも不自然な形で届いた。学校はこれを偽の告発状だとして告発者の絞り込みを始め、マスコミの報道は過熱していく。そんな中、また1人同じクラスの女子が事故で命を落としてしまう――。

真実は分からないまま、生徒たちの間で憶測だけが飛び交う。一向に真相解明へと乗り出さない“おとな”たち。業を煮やした涼子は、クラスメートたちと共に、自分たちだけで学校内裁判を開くことを決意する。前代未聞の“こども”による“こども”だけの裁判。告発状の差出人はいったい誰なのか、卓也は自殺したのか、殺されたのか、一連の事件の真相はいったい――さまざまな思惑が絡み合う中、ついに裁判が開廷される。

日本映画史上最強の
ヒューマン・ミステリー超大作、誕生。

picベストセラー作家・宮部みゆきが、構想15年、執筆に9年を費やした、現代ミステリーの最高傑作と言われている小説「ソロモンの偽証」。その原作を、『八日目の蝉』で日本アカデミー賞に輝いた成島出監督が映画化した。

演じるのは、本作のために1万人にも及ぶ候補者から選び抜かれた新鋭33人。共演は、佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、尾野真千子ら豪華俳優陣。真っ新な演技と成熟した演技のぶつかり合いは、スクリーンの中で新たな化学反応を引き起こす。

賢い者が、権力を持つ者が、そして正しいことをしようとする者が、嘘をついている。校内裁判の果てに、彼らが辿り着いた真実とは――。

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