2/15(土)・17(月)・19(水)・21(金)
恋する男 + 破局12:3516:25
ヨーヨー10:4014:3018:20
~20:00
【レイトショー】マルセル・マルソー 20:15
~21:40
2/16(日)・18(火)・20(木)
健康でさえあれば + 絶好調12:4516:30
大恋愛 + 幸福な結婚記念日10:4014:2518:10
~19:55
【レイトショー】マルセル・マルソー 20:15
~21:40

▼チケット販売時刻▼

・連日、初回10:40からの二本立て >>>10:00
・それ以降の回/ラスト1本 >>> 各回その直前の回が始まって10分後
・レイトショー>>>10:00

☆レイトショーは二本立てとは別料金(一律1200円)になります。
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★指定席でご案内しております。チケットの販売は窓口のみとなります。受付にお時間がかかることが予想されますので、ご来場の際はお時間に余裕を持ってお越しください。
★そのほか、ご入場システムに関する詳細は、「劇場案内」ページをお読みください。

恋する男 + 破局(短編)
The Suitor + Rupture

開映時間 【2/15(土)・17(月)・19(水)・21(金)】12:35 / 16:25
ピエール・エテックス監督作品/フランス/『恋する男』(1962年/84分)『破局』(1961年/12分)/DCP

『恋する男』
■監督 ピエール・エテックス
■脚本 ピエール・エテックス/ジャン=クロード・カリエール
■撮影 ピエール・ルヴァン
■音楽 ジャン・パイヨー
■美術 レモン・トゥルノン
■出演 ピエール・エテックス/ ドゥニーズ・ペロンヌ/ クロード・マッソ/フランス・アルネル/カリン・ヴェスリ
■1963年 ルイ・デリュック賞受賞

『破局』
■監督・脚本 ピエール・エテックス/ジャン=クロード・カリエール
■撮影 ピエール・ルヴァン
■音楽 ジャン・パイヨー
■出演 ピエール・エテックス

■オフィシャルサイト
https://www.zaziefilms.com/etaix/

■物販情報
・「ピエール・エテックス レトロスペクティブ」パンフレット(1000円)

★『恋する男』と『破局』(短編)の同時上映。
短編→長編の順に上映します。

©1962 – CAPAC
©1961 – CAPAC

『恋する男 』

天文学の研究に没頭してばかりの引きこもりの三十男。ある日両親に結婚を命じられ、伴侶となる女性を探しに街に繰り出すが、トホホな出来事の連続。しまいには、テレビに映るスーパースターの歌手・ステラに心を奪われてしまい、なんとかして彼女と結婚するために奔走する…。エテックス×カリエールの記念すべき初長編映画。フランス本国で大ヒットし、喜劇映画ではジャック・タチの『ぼくの伯父さんの休暇』以来となるルイ・デリュック賞を受賞。

『破局』

恋人から手紙を受け取った男。中には破かれた自分の写真が同封されていた! こちらも負けじと別れの手紙を書こうと奮闘するが、万年筆、インク、便箋、切手、デスク…なぜか翻弄されてどうしても返事を書くことができない。ジャック・タチの縁で出会ったエテックス×カリエールによる初の短編作。セリフがなく、音を使ったギャグが冴える秀作。

ヨーヨー
Yoyo

開映時間 【2/15(土)・17(月)・19(水)・21(金)】10:40 / 14:30 / 18:20(~終映20:00)
ピエール・エテックス監督作品/1964年/フランス/98分/DCP

■監督 ピエール・エテックス
■脚本 ジャン=クロード・カリエール
■撮影 ジャン・ボフェティ
■音楽 ジャン・パイヨー
■美術 レモン・ガビュッティ/レモン・トゥルノン

■出演 ピエール・エテックス/リュス・クラン/クローディーヌ・オージェ

■1965年カンヌ国際映画祭青少年向最優秀映画賞受賞/1965年ヴェネチア国際映画祭国際カトリック映画事務局賞受賞

■オフィシャルサイト
https://www.zaziefilms.com/etaix/

■物販情報
・「ピエール・エテックス レトロスペクティブ」パンフレット(1000円)

©1965 – CAPAC

破産した億万長者の夢と希望の物語

世界恐慌で破産した大富豪は、サーカスで曲馬師をする女性と、彼女との間にかつてもうけた幼い息子とともに、地方巡業で暮らしを立てることに。サーカス界で成功をおさめた息子はヨーヨーという人気クラウンになる。時代が大きく変わる中、ヨーヨーはかつて父が所有していた城を取り戻そうと躍起になるが…。愛するサイレント喜劇と、幼い頃から憧れたサーカスへのオマージュに溢れた代表作。トリュフォーが絶賛し、ゴダールがその年のベストテンに選出した。

健康でさえあれば + 絶好調(短編)
As Long as You've Got Your Health + Feeling Good

開映時間 【2/16(日)・18(火)・20(木)】12:45 / 16:30
ピエール・エテックス監督作品/1965年/フランス/『健康でさえあれば 』(67分)『絶好調』(14分)/DCP

『健康でさえあれば』
■監督 ピエール・エテックス
■脚本 ジャン=クロード・カリエール
■撮影 ジャン・ボフェティ
■音楽 ジャン・パイヨー/リュス・クラン
■出演 ピエール・エテックス/アラン・ジャネ/ドゥニーズ・ペロンヌ/ダリオ・メスキ
■1966年 サン・セバスチャン国際映画祭シルバー・シェル賞受賞

『絶好調』
■監督 ピエール・エテックス
■脚本 ジャン=クロード・カリエール
■撮影 ジャン・ボフェティ
■音楽 ジャン・パイヨー
■出演 ピエール・エテックス/ロジェ・トラップ/ジャン・プレストン/ボッキー

■オフィシャルサイト
https://www.zaziefilms.com/etaix/

■物販情報
・「ピエール・エテックス レトロスペクティブ」パンフレット(1000円)

★『健康でさえあれば 』と『 絶好調』(短編)の同時上映。
短編→長編の順に上映します。

©1973 – CAPAC – Les Films de la Colombe
©1971 – CAPAC

『健康でさえあれば』

なかなか寝付けない男の一夜を描いた〈不眠症〉、映画館にいたはずが、幕間に流れるCMのおかしな世界へ入り込んでしまう〈シネマトグラフ〉、近代化が進む都市で人々が受ける弊害をシュールに描いた〈健康でさえあれば〉、都会の夫婦・下手くそハンター・偏屈な農夫が織りなす田園バーレスク〈もう森へなんか行かない〉の4編からなるオムニバス・コメディ。1966年にフランスで公開されたが、71年にエテックス自身によって再編集が施され、現バージョンに生まれ変わった。

『絶好調』

田舎でソロキャンプをする青年。しかし、警官に管理の行き届いたキャンプ場に行くように言われてしまう。そこは有刺鉄線で囲われた、まるで強制収容所(キャンプ)で…。当初は『健康でさえあれば』(65)の一部を成していたが、71年の再編集で外された。2010年にデジタル修復された際に、ほかの作品とともに公開され、短編として生まれ変わった。

大恋愛 + 幸福な結婚記念日(短編)
The Great Love + Happy Anniversary

開映時間 【2/16(日)・18(火)・20(木)】10:40 / 14:25 / 18:10(~終映19:55)
ピエール・エテックス監督作品/フランス/『大恋愛』(1968年/87分)『幸福な結婚記念日』(1961年/13分)/DCP

『大恋愛』
■監督 ピエール・エテックス
■脚本 ジャン=クロード・カリエール
■撮影 ジャン・ボフェティ
■音楽 クロード・スティエルマンス
■出演 ピエール・エテックス/アニー・フラテリーニ/ニコル・カルファン/アラン・ジャネ/ケティ・フランス/ルイ・マイス

■1969年フランスシネマ大賞受賞/1969年国際カトリック映画事務局賞受賞

『幸福な結婚記念日』
■監督・脚本 ピエール・エテックス/ジャン=クロード・カリエール
■撮影 ピエール・ルヴァン
■音楽 クロード・スティエルマンス
■出演 ピエール・エテックス/ローランス・リ二エール/ジョルジュ・ロリオ/ノノ・ザミ

■1963年アカデミー賞最優秀短編実写映画賞受賞/1964年英国アカデミー賞最優秀短編映画賞受賞

■オフィシャルサイト
https://www.zaziefilms.com/etaix/

■物販情報
・「ピエール・エテックス レトロスペクティブ」パンフレット(1000円)

★『大恋愛 』と『幸福な結婚記念日』(短編)の同時上映。
短編→長編の順に上映します。

©1968 – CAPAC
©1961 – CAPAC

『大恋愛』

工場を営む実業家の一人娘と結婚した男。義父から仕事を任され、夫婦仲も良好ながら、どこか満たされない退屈な日々を送っていた。そんなある日、若く美しい秘書が現れ、どうしようもなく惹かれてしまい…。愉快な遊び心と想像力に溢れた初のカラー長編。妄想がエスカレートした男の夢に現れる、いくつものベッドがまるで車のように道を走るシーンは本作の白眉の一つだろう。ブニュエル並みにブルジョワジーを批判しながら、夢幻的な喜劇に仕上げているのも特徴だ。

『幸福な結婚記念日』

ある夫婦の結婚記念日。妻の用意するディナーに間に合うよう、プレゼントやワインを買い込み家路を急ぐ夫。しかし、パリの交通渋滞やその他の問題に巻き込まれ一向に辿り着けない。果たして、幸せな記念日にすることができるのか?当たり前のことがどんどん遅延することによって笑いを誘うエテックス×カリエールならではの喜劇の傑作。

【レイトショー】マルセル・マルソー 沈黙のアート
【Late Show】The Art of Silence

開映時間 【2/15(土)~2/21(金)】20:15(~終映21:40)
マウリツィウス・シュテルクレ・ドルクス監督作品/2022年/スイス・ ドイツ/81分/DCP

■監督・脚本 マウリツィウス・シュテルクレ・ドルクス
■製作 アリーネ・シュミット
■撮影 ラファエル・バイダー
■編集 タニア・シュテクリン
■音楽 ニルス・フラーム

■出演 マルセル・マルソー/アンヌ・シッコ/カミーユ・マルソー/オーレリア・マルソー/ルイ・シュヴァリエ/ジョルジュ・ロワンジェ/クリストフ・シュテルクレ/ロブ・メルミン

■オフィシャルサイト
http://www.pan-dora.co.jp/marceau/

■物販情報
・パンフレット(700円)


★本作品は特別レイトショー上映です。
☟入場料金
一律1200円(割引なし)
★チケットは、朝の開場時刻より受付にて販売いたします。

©Les Films du Prieuré / Dominique Delouche

彼はパントマイムを“芸術”にした

“パントマイムの神様”マルセル・マルソー。ボロボロのシルクハットと赤いバラ、白塗りメイクで世界に知られる道化師“ビップ”(BIP)。言葉をひと言も発せず、身ぶりと表情だけですべてを表現するマルソーの舞台はいかにして生まれたのか? 第二次世界大戦中、フランスのレジスタンスに身を投じ、ユダヤ人孤児300人余をスイスに逃がしたマルソー。危険な状況下で声を発さないコミュニケーション方法は、戦後独自の芸術表現に昇華され国境を越えて広く愛されるようになった。

マルソーと共にレジスタンスに参加した従弟、彼の遺志を継ぐ家族、ろうの世界的パントマイマー、クリストフ・シュテルクレら、マルソーを知る人物が登場し、彼の魅力を語る。沈黙の表現がなぜ人びとを惹きつけ続けるのか? 豊富なアーカイブ映像を織り交ぜ、様々な視点からマルセル・マルソー、そしてパントマイムというアートの神髄に迫るドキュメンタリーである。