『ふつうの子ども』『海辺へ行く道』『中山教頭の人生テスト』 | 早稲田松竹 official web site | 高田馬場の名画座

☆3作品を日替わり・二本立てで上映
☆上映日程・タイムテーブルは近日発表いたします

ふつうの子ども
How Dare You?

呉美保監督作品/2025年/日本/96分/DCP

■監督 呉美保
■脚本 高田亮
■撮影 田中創
■編集 木村悦子
■音楽 田中拓人

■出演 嶋田鉄太/瑠璃/味元耀大/瀧内公美/少路勇介/大熊大貴/長峰くみ/林田茶愛美/風間俊介/蒼井優

■第24回ニューヨーク・アジアン映画祭上映/第65回ズリーン国際映画祭長編映画部門インターナショナルコンペティション子供部門正式出品/第27回上海国際映画祭上映

■オフィシャルサイト
https://kodomo-film.com/

■パンフレット販売未定

©2025「ふつうの子ども」製作委員会

唯士、10才。「好き」を知る

上田唯士(ゆいし)、10才、小学4年生。両親と三人家族、おなかが空いたらごはんを食べる、いたってふつうの男の子。最近、同じクラスの三宅心愛(ここあ)が気になっている。環境問題に高い意識を持ち、大人にも臆せず声を挙げる彼女に近づこうと頑張るが、心愛はクラスのちょっぴり問題児、橋本陽斗(はると)に惹かれている様子。そんな三人が始めた“環境活動“は、思わぬ方向に転がり出して――。

いつだって、世界は「好き」でまわってる 『きみはいい子』の監督×脚本コンビが贈るオリジナルストーリー!

『そこのみにて光輝く』『きみはいい子』の呉美保監督と脚本家・高田亮が三度めのタッグを組んだ最新作『ふつうの子ども』は、子ども同士のリアルな人間ドラマを描く完全オリジナルストーリー。

主人公を演じるのは、気鋭の監督たちに愛されてきた嶋田鉄太。本作が初めての本格的な芝居となる瑠璃、映画公開作を多数控える味元耀大も加わり、子どもたちの生き生きとした姿がスクリーンに躍動する。彼らのクラスメイト役はすべてオーディションで選ばれ、呉監督と共にそれぞれのキャラクターを創り上げていった。また、子どもたちを取り巻く大人たちに、蒼井優、風間俊介、瀧内公美ら実力者が顔を揃えた。

平和なようで“事件”だらけの毎日に体当たりでぶつかる子どもたちのドキドキ・モヤモヤ・ハラハラは大人のそれとも地続きで、いつかの思い出ではなくリアルタイムの現実と重なる。そう、彼らと一緒に出会い直す私たちの世界は、こんなにも明るくて、スリリングで、ドラマチック!

海辺へ行く道
Seaside Serendipity

横浜聡子監督作品/2025年/日本/140分/DCP

■監督・脚本 横浜聡子
■原作 三好銀「海辺へ行く道」シリーズ全3巻(ビームコミックス/KADOKAWA刊)
■撮影 月永雄太
■編集 大川景子
■音楽 荘子it

■出演 原田琥之佑/麻生久美子/高良健吾/唐田えりか/剛力彩芽/菅原小春/蒼井旬/中須翔真/山崎七海/新津ちせ/諏訪敦彦/村上淳/宮藤官九郎/坂井真紀

■第75回ベルリン国際映画祭ジェネレーションKplus部門特別表彰/瀬戸内国際芸術祭2025正式参加

■オフィシャルサイト
https://umibe-movie.jp/

■パンフレット販売未定

©2025映画「海辺へ行く道」製作委員会

人生は予測できない魔法で溢れている

アーティスト移住支援をうたう、とある海辺の街。のんきに暮らす14歳の美術部員・奏介と後輩の立花は、夏休みにもかかわらず、演劇部に頼まれた絵を描いたり新聞部・平井の取材を手伝ったりと毎日忙しい。先輩のテルオは海辺に建てた自分のアトリエで何やら忙しそうだ。街には何やらあやしげな“アーティスト”たちがウロウロ。そんな中、奏介たちにちょっと不思議な依頼が次々に飛び込んでくる。長いサンバイザー、江戸の人魚、静か踊り、カナリア笛、野獣、穴…。 この街は今日も何かがちょっとヘン。ものづくりに夢中な子供たちと秘密だらけの大人たち。果てなき想像力が乱反射する海辺で、すべての登場人物が愛おしく、優しさとユーモアに満ちた、ちょっとおかしな人生讃歌。

子供たちの小さな冒険と大人たちの秘密と嘘。優しさとユーモアに満ちた、アートフルコメディ。

『ジャーマン+雨』『ウルトラミラクルラブストーリー』『俳優 亀岡拓次』『いとみち』で、その度ごとに話題を巻き起こして来た監督・横浜聡子が、知る人ぞ知る孤高の天才漫画家・三好銀の最高傑作と名高い「海辺へ行く道」シリーズを映画化。

約800人のオーディションを経て主演を射止めた原田琥之佑が、ものづくりに夢中の主人公・奏介役を、軽やかな身体性でのびのびと演じる。街を彩る登場人物たちに扮するのは、麻生久美子、高良健吾、唐田えりか、剛力彩芽、菅原小春、諏訪敦彦、村上淳、宮藤官九郎、坂井真紀ら個性豊かな大人たち。さらに、様々なシーンから熱烈な支持を受けるラップトリオDos Monosのフロントマン・荘子itが、初の映画音楽を担当。ラストに流れるエンドソングは、荘子it が横浜監督と詞を共作し鮮烈な印象を残している。

予期せぬ出来事と出会う人生の幸福を、陽気なユーモアと想像力で描く、永久不滅のマスターピース爆誕!

中山教頭の人生テスト
Nakayama kyoto no jinsei tesuto

佐向大監督作品/2025年/日本/125分/DCP

■監督・脚本 佐向大
■撮影 沖村志宏
■編集 脇本一美
■音楽 Dflat

■出演 渋川清彦/高野志穂/希咲うみ/渡部秀/高橋努/風間杜夫/石田えり/櫛田遙流/太田結乃/大角英夫/矢部玲奈/笹木祐良/田野井健

■パンフレット販売未定

©2025 映画『中山教頭の人生テスト』製作委員会

先生や大人がこうしなさいって言うことは全部まちがってる

山梨県のとある小学校。教頭の中山晴彦は、教員生活30年を迎えた教育現場のベテラン。とても真面目な性格で、誰に対しても物腰柔らかく接する反面、流されやすくどうにも頼りない人物だ。4年前に妻に先立たれた彼は、中学2年生の娘との将来のために校長への昇進を目指しているものの、日々の忙しさから受験勉強はうまく進まない。そんなある日、ひょんなことから晴彦は5年1組の臨時担任を務めることに。子供たちと真正面から向き合うことで、浮き彫りになってくる問題の数々。児童、教師、保護者、そして自身の家族といった、さまざまな者たちの思惑が複雑に絡み合う中、晴彦の人生は緩やかに、けれども確実に動き出していく──。

人は誰だって、間違いを犯してしまう それは“子供”も“大人”も同じ 人間は純粋なんかじゃない

『教誨師』が数々の映画賞を受賞し、続く『夜を走る』が多くの映画ファンに衝撃を与えた佐向大監督の最新作。

主人公の教頭先生・中山晴彦を演じるのは、1998年に『ポルノスター』で俳優デビューを果たして以降、日本映画界を牽引し続けている渋川清彦。『夜明けのすべて』『箱男』での妙演も記憶に新しい彼が本作では、どこか頼りない教頭先生を好演している。脇を固める俳優陣には石田えり、高野志穂、希咲うみ、渡部秀、高橋努、風間杜夫。オーディションによって選ばれた櫛田遙流、太田結乃、大角英夫らが、瑞々しい演技で本作の世界観の構築に貢献している。

純真無垢なように見える子供たちが作り上げる“小学校”を、ひとつの社会として捉え、単純ではない“人間”の姿を見つめる佐向監督。中山教頭が「人生テスト」の中で導き出す言葉たちは、観る者の心を優しく揺さぶるだろう。