10/31(土)~11/6(金)
美しき仕事10:3014:20
ネネットとボニ12:2016:10
~17:55
【特別興行】ガーゴイル18:10
~19:55
【特別興行】赤い唇20:10
~21:50

▼チケット販売時刻▼

・10:30『美しき仕事』からの二本立て ▶ 9:50
・それ以降の回/ラスト1本 ▶ 各回その直前の回が始まって10分後
・特別興行作品 (『ガーゴイル』『赤い唇』)▶ 9:50

★11/1(日)は映画サービスデー! どなた様も2本立て1000円でご覧になれます(特別興行も1000円)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★指定席でご案内しております。チケットの販売は窓口のみとなります。ご来場の際はお時間に余裕を持ってお越しください。
★そのほか、ご入場システムに関する詳細は、「劇場案内」ページをお読みください。

美しき仕事 4Kレストア版
Beau Travail

開映時間 10:30 / 14:20
クレール・ドゥニ監督作品/1999年/93分/フランス/DCP/PG12

■監督 クレール・ドゥニ
■脚本 クレール・ドゥニ/ジャン=ポル・ファルジョー
■撮影 アニエス・ゴダール
■振付 ベルナルド・モンテ

■出演 ドニ・ラヴァン/ミシェル・シュポール/グレゴワール・コラン/リシャール・クルセ

■オフィシャルサイト
https://beau-travail2024.com/

■物販情報
・パンフレット販売未定

©LA SEPT ARTE – TANAIS COM – SM FILMS – 1998

目が眩むようなあの夏、切なくも美しい物語。

仏・マルセイユの自宅で回想録を執筆しているガルー。かつて外国人部隊所属の上級曹長だった彼は、アフリカのジブチに駐留していた。暑く乾いた土地で過ごすなか、いつしかガルーは上官であるフォレスティエに憧れともつかぬ思いを抱いていく。そこへ新兵のサンタンが部隊へやってくる。サンタンはその社交的な性格でたちまち人気者となり、ガルーは彼に対して嫉妬と羨望の入り混じった感情を募らせ、やがて彼を破滅させたいと願うように。ある時、部隊内のトラブルの原因を作ったサンタンに、遠方から一人で歩いて帰隊するように命じたガルーだったが、サンタンが途中で行方不明となる。ガルーはその責任を負わされ、本国へ送還されたうえで軍法会議にかけられてしまう…。

孤高の映画作家、クレール・ドゥニのいまこそ再評価される名作!

2022年度発表されたsight & sound誌「史上最高の映画」に堂々の7位にランクインした映画史に残る傑作。ハーマン・メルヴィル(「白鯨」)の小説「ビリー・バッド」を下敷きに、孤高の映画作家クレール・ドゥニが、フランス映画界が誇る生きる伝説ドニ・ラヴァンを主演に迎え、目が眩むほどに青いアフリカの海岸を背景に、外人部隊とそれを率いる指揮官の訓練の日々を描く。現在ではインターネットミームになりつつある、ラヴァンのエネルギッシュな身体性が印象的なラストシーンも必見。

ネネットとボニ
Nenette and Boni

開映時間 12:20 / 16:10(~終映17:55)
クレール・ドゥニ監督作品/1996年/フランス/103分/DCP

■監督 クレール・ドゥニ
■脚本 クレール・ドゥニ/ジャン=ポル・ファルジョー
■撮影 アニエス・ゴダール
■編集 ヤン・デデ
■音楽 ティンダースティックス

■出演 グレゴワール・コラン/アリス・ウリ/ヴィンセント・ギャロ/ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ

■1996年ロカルノ国際映画祭金豹賞・銅豹賞受賞

■オフィシャルサイト
https://www.nenetteboni-30thanniversary.com/

■物販情報
・パンフレット販売未定

欲望と優しさが親密さを静かに侵していく

南フランスの港町マルセイユ。若者ボニはピザ屋で働きながら、どこにも属さない日々を送っている。ある日、長く離れていた妹ネネットが突然現れ、彼の部屋に転がり込む。行き場を失ったネネットは、ある秘密を抱えていた。彼女は妊娠していたのだ。しかしその事実をボニに打ち明けることはない。ぎこちない同居生活のなかで、二人は互いに踏み込めない距離を保ったまま時間を過ごしていく。ボニはパン屋の女性に心を寄せるが、その想いを現実に結びつけることができない。ネネットは自らの身体と向き合い、未来を選び取ろうとする。残酷な世界のなかで、欲望と優しさは静かに二人の関係を変えていく。言葉にならない感情が、ゆっくりと滲み出していく。

ロカルノ国際映画祭 金豹賞受賞作品
クレール・ドゥニの才能が鮮やかに刻まれた一作

ロカルノ国際映画祭金豹賞受賞。 クレール・ドゥニによる『ネネットとボニ』は、その後の代表作へと連なる映画作家としての美学が鮮やかに刻まれた重要な一作である。舞台となるのは南フランスの港町マルセイユ。行き場のない若者たちの孤独、不安定な日常、言葉にならない感情の揺らぎを、ドゥニは身体の距離や視線、沈黙によって繊細に描き出していく。本作において欲望と優しさは単純に対立するものではない。それらは同時に存在しながら人物たちの関係を静かに変えていき、親密さを危うく染め上げていく。

音楽を手がけるのは、本作をきっかけにクレール・ドゥニとの長い協働関係を築いていくバンド、ティンダースティックス。メランコリックな旋律が、映像に漂う孤独や不安、そして切実な感情を静かに浮かび上がらせる。グレゴワール・コランとアリス・ウリが演じる若者たちは、強烈でありながらどこか不安定な存在感を放ち、観る者に忘れがたい印象を残す。さらに、日本でも高い知名度を持つヴィンセント・ギャロ、そしてヴァレリア・ブルーニ=テデスキといった俳優陣が作品に豊かな奥行きを与えている。

『ネネットとボニ』は、劇的な出来事を描く映画ではない。日常の断片に潜む感情の揺らぎをすくい取りながら、若者たちが直面する社会の息苦しさと、それでもなお生まれてしまう親密さを映し出していく。観客は二人の関係を通して、世界の残酷さと優しさの両方に触れることになる。

【特別興行】ガーゴイル 4Kレストア版
Trouble Every Day

開映時間 18:10(~終映19:55)
クレール・ドゥニ監督作品/2001年/フランス/100分/DCP/R15+

■監督 クレール・ドゥニ
■脚本 クレール・ドゥニ/ジャン=ポル・ファルジョー
■撮影 アニエス・ゴダール
■音楽 ティンダースティックス

■出演 ヴィンセント・ギャロ/ベアトリス・ダル/トリシア・ヴェッセイ/アレックス・デスカス/フロランス・ロワレ=カイユ

■オフィシャルサイト
https://gargoyle4k.com/

■物販情報
・パンフレット(1000円)

★本作品は特別興行上映です。
☟入場料金
一律1200円(割引なし)
★チケットは、朝の開場時刻より受付にて販売いたします(当日券のみ)。

©MESSAOUDIA FILMS-REZO PRODUCTIONS-ARTE FRANCE CINEMA-DACIA FILMS-KINETIQUE INC.

愛したいのに、愛せない

ハネムーンでパリを訪れたシェーンとその妻ジューン。幸せに満ちた新婚旅行にはある秘密が隠されていた……。それはかつて彼が巻き込まれた研究の副作用で、《欲望》と《暴力》が結びつく危険な衝動を抱えていることだった。同じ研究に関わり、同じ病を抱え欲望のままに暴走するコレ。街の片隅で彼女は人を襲い続け、夫のレオは彼女を守りながら孤独な日々を送っている。やがてシェーンは症状の真相を求めてコレの元を訪れるが、二人の“止められない本能”はすでに取り返しがつかない悲劇の始まりだった——。

行き場のない欲望、見捨てられた怪物(ガーゴイル)たち

カンヌ国際映画祭でプレミア上映時には途中退場者の発生、そして観客の女性2名が気絶するという事件も勃発。『イン・マイ・スキン』、『マーターズ』など21世紀初頭以降に制作された暴力的で生々しい描写を特徴とし、挑戦的なテーマを探求する映画を指す“ニュー・フレンチ・エクストリミティ”の先駆けとも言え、その後、カンヌ国際映画祭最高賞であるパルム・ドールを受賞した『TITANE』のジュリア・デュクルノーや、『ボーンズ アンド オール』のルカ・グァダニーノなど後世の監督たちにも多大なる影響を与えた。

監督はジャック・リヴェット、ヴィム・ヴェンダース、ジム・ジャームッシュらの助監督を務め、88年に『ショコラ』で長編デビューを果たしたクレール・ドゥニ。代表作には『パリ、18区、夜。』、『ネネットとボニ』 、『美しき仕事』などがある。主演は『バッファロー’66』で一世を風靡したヴィンセント・ギャロ。シェーンと同じ病に侵されるコレ役には『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』、『屋敷女』で知られるフランスの名優ベアトリス・ダル。

【特別興行】赤い唇
Daughters of Darkness

開映時間 20:10(~終映21:50)
ハリー・クーメル監督作品/1971年/ベルギー・フランス・ドイツ/100分/DCP

■監督 ハリー・クーメル
■脚本 ハリー・クーメル/ジャン・ドルオー/ジャン・フェリー
■撮影  エドゥアルド・ヴァン・デア・エンデン
■音楽 フランソワ・ド・ルーベ

■出演 デルフィーヌ・セイリグ/ダニエル・ウィメ/ジョン・カーレン/アンドレア・ラウ

■パンフレット販売なし

★本作品は特別興行上映です。
☟入場料金
一律1200円(割引なし)
★チケットは、朝の開場時刻より受付にて販売いたします(当日券のみ)。

©Films Sans Frontieres

奇想、恐怖、エロス…妖しき最高のカクテル

舞台はベルギーの港町オステンドのホテル。宿泊しに来た新婚のステファンとヴァレリーはどこかぎこちない。ホテルの滞在客はこの二人だけだったが、そこに謎めいた優雅な伯爵夫人エリザベート・バートリーと秘書イローナがやってくる。エリザベートは新婚夫婦に接近し、禁断の世界へと引き込んでいく。彼女は一体何者なのか? 何が狙いなのか…?

怪奇幻想映画の巨匠ハリー・クーメル監督の代表作

怪奇幻想映画の巨匠として知られるベルギーのハリー・クメール監督が、奇想と恐怖、独特のエロティシズムに満ちた耽美的な映像で描いた吸血鬼映画。「去年マリエンバートで」のデルフィーヌ・セイリグがエレガントでミステリアスな伯爵夫人を演じ、「冒険者たち」「サムライ」のフランソワ・ド・ルーベが音楽を担当している。