ハムネット
Hamnet

クロエ・ジャオ監督作品/2025年/イギリス/126分/DCP

■監督 クロエ・ジャオ
■製作 スティーブン・スピルバーグ/サム・メンデス
■原作  マギー・オファーレル「ハムネット」(新潮クレスト・ブックス刊)
■共同脚本 クロエ・ジャオ/マギー・オファーレル
■撮影 ウカシュ・ジャル
■プロダクションデザイン フィオナ・クロンビー
■音楽 マックス・リヒター

■出演  ジェシー・バックリー/ポール・メスカル/エミリー・ワトソン/ジョー・アルウィン/ジャコビ・ジュープ

■第98回アカデミー賞主演女優賞受賞/第83回ゴールデングローブ賞最優秀作品賞(ドラマ)・最優秀主演女優賞(ドラマ)受賞/第50回トロント国際映画祭観客賞〈最高賞〉受賞/第79回英国アカデミー賞主演女優賞受賞

■オフィシャルサイト
https://hamnet-movie.jp/

■物販情報
・パンフレット販売未定

©2025 FOCUS FEATURES LLC.

あなたは生き続ける

1580年、イギリスの小さな村。革手袋屋の息子として生まれ、普段は子供たちに語学を教えているウィリアム・シェイクスピアは、ある日、教室の窓辺から見かけた鷹を操る女性に心惹かれる。彼女の名はアグネス。森を愛し、薬草の知識に優れ、未来を見通す不思議な力を持つ神秘的な女性だ。やがて2人は恋に落ち、アグネスは妊娠。両家の反対を押し切り結婚する。長女スザンナが誕生した矢先、ウィリアムは作家として成功を掴むために単身ロンドンへ出稼ぐことになる。その後、双子の長男ハムネットと次女ジュディスが誕生し、アグネスは、夫不在で3人の子育てや家事に奮闘していた。それは、つつましくも幸せな日々だった。しかし、あるとき一家が暮らす村に不穏な空気が流れ込む。それは、アグネスと子供たちにある悲劇をもたらすものだった――。

不朽の名作誕生の裏には何があったのか――。シェイクスピア夫妻の”愛”と”悲劇”を描く知られざる物語

『ノマドランド』で、第93回アカデミー賞にて作品賞、監督賞を受賞したクロエ・ジャオ監督の最新作で、第50回トロント国際映画祭にて観客賞(最高賞)を受賞した本作。2020 年に発表され、英女性小説賞、全米批評家協会賞を受賞し、世界から喝采を浴びたマギー・オファーレル著の同名小説「ハムネット」の実写映画化である。

数々の傑作を世に残し、時代を超えて世界中から愛されているウィリアム・シェイクスピアとは、どんな息子であり、夫であり、父であったのか。彼と共に愛と悲劇を経験した妻アグネスの視点を通して、“いかにして不朽の名戯曲「ハムレット」が誕生したか” を繊細な観察眼で見事に描き出した物語である。

アグネス・シェイクスピアを演じるのは、『ウーマン・トーキング 私たちの選択』のジェシー・バックリー、ウィリアム・シェイクスピアを演じるのは『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』のポール・メスカル、その他、エミリー・ワトソン、ジョー・アルウィンなど実力派たちが脇を固める。製作には、スティーヴン・スピルバーグとサム・メンデスが名を連ねている。

落下音
Sound of Falling

マーシャ・シリンスキ監督作品/2025年/ドイツ/155分/DCP/PG12

■監督 マーシャ・シリンスキ
■脚本 マーシャ・シリンスキ/ルイーズ・ピーター
■撮影 ファビアン・ガンパー
■編集  エヴリン・ラック
■音楽 ミヒャエル・フィードラー/アイケ・ホーゼンフェルト

■出演 ハンナ・ヘクト/レア・ドリンダ/レーナ・ウルツェンドフスキー/レーニ・ガイゼラー

■第78回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞/第98回アカデミー賞ドイツ代表選出/第38回 ヨーロッパ映画賞衣装デザイン賞受賞

■オフィシャルサイト
https://gaga.ne.jp/rakkaon_NOROSHI/

■物販情報
・パンフレット販売未定

© Fabian Gamper – Studio Zentral

生きているのか、死んでいるのかは、どこでわかるの?

1910年代、アルマは同じ村で、自分と同じ名を持つ幼くして死んだ少女の気配に気づく。1940年代、戦争の傷跡が残る中、エリカは片足を失った叔父への抑えきれない欲望に気づき、自らの得体のしれない影に戸惑う。1980年代、アンゲリカは常に肌にまとわりつく“何か”の視線に怯えていた。そして現代、家族と共に移り住んだレンカは、自分の存在が消えてしまいそうな孤独感に徐々に侵食されていく。

百年の時を経て響き合う彼女たちの<不安>が、この北ドイツの農場を静かに覆いつくしていく――。

北ドイツの農場、四つの時代、四人の少女。百年にわたる怪奇譚。

第78回カンヌ国際映画祭、長編2作目にしてコンペティション部門入りを果たしたドイツ発の新鋭、マーシャ・シリンスキは本映画祭で鮮烈な驚きをもたらすと同時に、世界中の批評家を虜にした。公式上映後には、テレンス・マリック、ジェーン・カンピオン、ミヒャエル・ハネケ、デヴィッド・リンチといった鬼才の名が引用されながらも、そのいずれにも回収されない独自の映画世界が高い評価を獲得。「今年のカンヌで最も記憶に残る作品」、「映画言語を更新する新たな才能」、「次世代を担う重要な監督の登場」といった称賛が相次ぎ、瞬く間に映画祭の“ダークホース”として注目を集める存在に。そして、カンヌ初参加ながら審査員賞を堂々受賞、さらにはアカデミー賞のドイツ代表にも選出されるなど、今勢いを増して現代映画界の最前線へと躍り出ている。

1910年代のアルマ、40年代のエリカ、80年代のアンゲリカ、そして現代のレンカ。本作は、4つの異なる時代に生きる4人の少女たちが、同じ土地で体験する不可解な怪異を描く、百年にわたる映像叙事詩。彼女たちが目撃したものとは、いったい何だったのか。世界がまだ名前を与えていない〈不安〉を、あなたは体験する。