(1999年 日本 75分 ビスタ/MONO)
■監督・脚本 塩田明彦
■製作 堀越謙三/松田広子
■撮影 鈴木一博
■編集 筒井武文
■音楽 岸野雄一
■出演 鈴木雄作/水野真吾/芳賀優里亜/鈴木優也/能登絵梨菜/小貫華子/安藤奏
■1999年ナント三大陸映画祭審査員特別賞/日本映画プロフェッショナル大賞第1位
■パンフレット販売なし
郊外のニュータウン。同じ団地に住むアキラと光一は、いつものように連れ立って小学校に向かう。今日は5年生の新学期が始まる日。学校ではクラス替えが発表されている。体育教師に予告されたとおり、コンビで悪さをするふたりは別々のクラスになってしまった。“関係ねえよ!”と相変わらずイタズラを繰り返すふたり。友情は永遠につづくと信じていたふたりだが…。
意地っ張りで、もろくて、時に単純で、優しい、10歳という「いま」を生きる子どもたちの姿を捉えた、塩田明彦監督の劇場公開映画第2作目。ナント三大陸映画祭審査員特別賞受賞。
(1996年 日本 99分 SD/MONO)
■監督・脚本 篠崎誠
■脚本 山村玲
■製作 筒井武文/松田広子
■撮影 古谷伸
■編集 筒井武文
■出演 寺島進/上村美穂/小松正一/青木富夫/諏訪太朗
■ベルリン国際映画祭最優秀新人監督賞/モントリオール国際映画祭新人監督グランプリ、国際映画批評家連盟賞 ほか多数
■パンフレット販売なし
©comteg+篠崎誠
結婚してまだ三年に満たない若い夫婦、孝と百合子。孝は塾の講師として忙しく働き、この行為が妻に対する愛情であると信じている。百合子は家庭で出来る仕事を請け負い、彼の帰りを待ち続ける。何の不安もない、夫婦の日々が流れているはずだった。ある日、夫は妻の不意の外出に不審を抱き、彼女の後ろ姿を追う。そこで夫が見た妻のもうひとつの顔とは――。
誰もが潜在的に抱える孤独感や対象のない焦燥感、そしてそこにいつもつきまとう不安を乗り越えて、共に生きてゆこうとする夫婦の愛の物語。完全なインディペンデント作品として製作された篠崎誠監督の初長編作品。全世界30ヶ所以上の映画祭で上映され、フランスでの劇場公開も成功を収めた。