皆様お待たせしましたーー!
日本最高峰のエンターテイナー・三谷幸喜監督特集でござい!!
三谷幸喜といえば、舞台にテレビにとバラエティ豊かに活躍している方ですが、
映画の世界でも彼の笑いは抜群。
「日本のビリー・ワイルダー」と言われているだけあって、
絶対悪のない映画の世界は観ている私たちをどこか安心させ、笑わせてくれ、
そして幸せな気持ちにさせてくれます。
計算されつくした笑いはまさに完璧。
あまりに完璧過ぎて、可笑しいというよりかは感心の域。
惚れ惚れしちゃいますです、はい。
そして、今回早稲田松竹が上映するのは
衝撃の監督デビュー作となった「ラヂオの時間」と、
昨年大ヒットを記録した最新作「ザ・マジックアワー」の豪華2本です。
三谷幸喜監督を堪能するにはこれ以上はないベストラインナップ!
さぁ、皆様も三谷幸喜監督の絶対悪のない世界に一緒に飛び込みましょう!
あなたが主役で私がダーリン。
世界中のみんなが三谷幸喜監督のキャラクター。
わぁーい、なんて面白そうなことでしょう。
みんなで地球を三谷幸喜で染めちゃいましょうよ!
そうすれば、地球は絶対悪のない笑いが満ちた世界となるでしょうからね。 テヘッ。
ラヂオの時間
Welcome back,Mr.McDonald
(1997年 日本 103分 ビスタ・MONO)
2009年1月31日から2月6日まで上映
■監督・脚本 三谷幸喜
■原作 三谷幸喜と東京サンシャインボーイズ
■出演 唐沢寿明/鈴木京香/西村雅彦/井上順/戸田恵子/梶原善/並木史朗/奥貫薫/小野武彦/藤村俊二
■1997年日本アカデミー賞脚本賞・録音賞・話題賞(西村雅彦)受賞/1997年ブルーリボン賞新人賞(三谷幸喜)受賞/ 1998年ベルリン国際映画祭特別表彰/1997年報知映画賞作品賞受賞/1997年毎日映画コンクール日本映画優秀賞・脚本賞受賞
ラジオドラマの脚本コンクールで大賞に選ばれ、自分の作品が生放送されることとなった主婦のみやこ(鈴木京香)。憧れのラジオドラマの仕事に希望を抱き、今まさに本番を迎えようとするが、主演女優・のっこ(戸田恵子)がシナリオに不満を言い始めてしまう。
プロデューサーの牛島(西村雅彦)はのっこに頭が上がらず、そのわがままを承諾してしまう。ディレクターの工藤(唐沢寿明)はやる気がなく、与えられた仕事をこなすだけ。
みやこは自分の脚本がどんどん他人に書き換えられていくことに怒り心頭。しかし、見るも、いや、聞くも無残な内容のまま本番はスタートしてしまう。生放送のスタジオで繰り広げられるハプニングの連続。
一体、みやこの脚本はどうなってしまうのか!?
そして、ラジオドラマは無事放送し終えることができるのか!?
本作は劇作家だった三谷幸喜が初めて映画に挑戦した記念すべき第1号。原作の基となっているのは、1993年に劇団「東京サンシャインボーイズ」で上演し、空前の好評を博した舞台「ラヂオの時間」。映画用に全編が書き替えられ、よりスリリングな展開に成功。笑いにも一際磨きがかかっている出来栄えとなっている。
「初めての映画なんですけど、気負ってもしょうがないので、娯楽作品であることを心がけました。その結果、カンヌやベネチアからもっとも遠い感じのする作品に仕上がりましたが、でも意外にハリウッドは近かったりする、そんな傑作です」と三谷幸喜監督は語る。
ザ・マジックアワー
The Magic Hour
(2008年 日本 136分 シネスコ・SRD)
2009年1月31日から2月6日まで上映
■監督・脚本 三谷幸喜
■出演 佐藤浩市/妻夫木聡/深津絵里/綾瀬はるか/西田敏行/小日向文世/寺島進/戸田恵子/香川照之/中井貴一/鈴木京香/唐沢寿明
街を牛耳るボス・天塩(西田敏行)の愛人・マリ(深津絵里)に手を出してしまった部下の備後(妻夫木聡)は命の代償に伝説の殺し屋“デラ富樫”を連れて来るよう命令される。
しがし、人に顔を知られないからこそ伝説の殺し屋。期限が迫ってもデラは見つからない。
窮地に陥った備後が取った苦肉の策は、売れない俳優・村田大樹(佐藤浩市)を雇い、映画の撮影と偽って殺し屋を仕立て上げることだった。
だが、撮影だと思い込んでいる村田は本物のギャング達の前で普段の鬱憤を晴らすかのようにやりたい放題。ゴム製の拳銃片手に走る、跳ねるはの大はしゃぎ。
何とかバレずに命を取り留めた備後と村田だったが、誤解が誤解を呼び、事態は誰もが予想しなかった方向へ…。
果たして、ギャング達の抗争に巻き込まれた村田の運命はいかに!?もう(彼ら)と(彼らを取り巻く人々)から目が離せない!!
三谷幸喜が満を持して贈る待望の監督4作目、『ザ・マジックアワー』。
誰の人生にも、輝く瞬間“マジックアワー”がある。
マジックアワーとは、映画の専門用語で、夕暮れ時のほんの一瞬の時間帯のこと。太陽が地平線の向こうに沈んでから、空が暗くなるまでのわずかな時間にカメラを回すと、幻想的な光に包まれた綺麗な画が撮れると言われている。 一日のうちで世界が一番美しく見える瞬間、それがマジックアワーなのだ。
そして、日本映画界でマジックアワーを迎えているとも言える豪華キャスト陣たちも忘れてはならない。出演者の隅から隅まで、見たことある有名・著名な方が勢揃い!なんと、今は亡き日本映画界の名匠・市川崑監督も出演していらっしゃるんだから驚き!!
さぁ、2008年にマジックアワーを逃して(見逃して)しまったあなた。2009年のマジックアワーはもうそこまで来ています。
あとは早稲田松竹でその時を迎えるのみ。
(ローラ)