【2022/7/30(土)~8/5(金)】 『ワイルドバンチ』『砂漠の流れ者/ケーブル・ホーグのバラード』

砂漠の流れ者/ケーブル・ホーグのバラード
The Ballad of Cable Hogue

サム・ペキンパー監督作品/1970年/アメリカ/121分/35mm/ビスタ/MONO

■監督・製作 サム・ペキンパー
■製作総指揮 フィル・フェルドマン 
■脚本 ジョン・クロフォード/エドモンド・ペニー
■撮影 ルシエン・バラード
■編集 フランク・サンティロ
■音楽 ジェリー・ゴールドスミス

■出演 ジェイソン・ロバーズ/ステラ・スティーヴンス/デヴィッド・ワーナー/ストローザー・マーティン/スリム・ピケンズ/L・Q・ジョーンズ/ピーター・ホイットニー/R・G・アームストロング

© Warner Bros. Entertainment Inc.

【2022年7月30日から8月5日まで上映】

裏切られた友情が荒野の砂を真っ赤に染めた

砂漠の真ん中で仲間に裏切られ、置き去りにされたケーブル・ホーグ。復讐を胸に歩き続けた彼は、またや息絶え絶えという4日目に、奇跡的に水を掘り当てる。そこが駅馬車のルート沿いであることに目をつけた彼は、その“泉”を給水所として一儲けしようと企んだ。怪しげな牧師ジョシュアや、町で意気投合したグラマーな娼婦ヒルディーと一緒に砂漠で暮らし始めたのだったが…。

古き良き開拓時代への惜別を込めて描く異色の西部劇

世界中でセンセーションを巻き起こした『ワイルドバンチ』に続いて作られた『砂漠の流れ者/ケーブル・ホーグのバラード』。他のペキンパー映画と同じように本作もまた、西部の黄金時代に遅れて生きた男の物語だ。何をやってもうだつのあがらないケーブル・ホーグに突然転がり込んできた奇跡のような幸運。そして、自らつくりあげた帝国を、惚れ込んだ女のためにあっさり捨てる男。「やさしさと真実とユーモアに溢れた」この作品でペキンパ―が謳いあげるのは、人間のおかしさと哀切であり、「黄金の西部」に生きた男への限りない愛着だ。

常に血生臭い「暴力映画(バイオレンス)」というレッテルをはられるペキンパ―作品だが、画面に描かれるのは、「暴力」に対する強い怒りや苛立ちであり、それを避けることなく、真っ向から立ち向かう、勇敢で誇り高い男たちの姿である。その意味では、銃もまともに撃てない男の半生を淡々と物語るこの作品には、他のペキンパ―映画にはない味わいと、異質の匂いが漂っている。プロデューサーや映画会社との衝突を繰り返した映画作りの中でペキンパーは本作について次のように語っている。「これは、本物のバラードだ。私は笑い、そして泣いた。」
(リバイバル公開当時のパンフレットより一部抜粋)

ワイルドバンチ
The Wild Bunch

サム・ペキンパー監督作品/1969年/アメリカ/145分/35mm/シネスコ/SRD

■監督 サム・ペキンパー
■製作 フィル・フェルドマン
■原案 ウォロン・グリーン/ロイ・N・シックナー
■脚本 ウォロン・グリーン/サム・ペキンパー
■撮影 ルシアン・バラード 
■音楽 ソニー・バーク/ジェリー・フィールディング 

■出演 ウィリアム・ホールデン/アーネスト・ボーグナイン/ロバート・ライアン/エドモンド・オブライアン/ウォーレン・オーツ/ジェイミー・サンチェス/ベン・ジョンソン/エミリオ・フェルナンデス/ストロサー・マーティン/L・Q・ジョーンズ

■1969年アカデミー賞脚本賞・作曲賞ノミネート/全米批評家協会賞撮影賞受賞

© 2020 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved.

【2022年7月30日から8月5日まで上映】

血まみれ動乱の時代を生き抜いたワイルドな男たち

テキサス州の国境の町サン・ラファエル。1913年のある午後、この町に5人の男たちが乗り込んできた。パイク率いる強盗団だ。彼らは突如、鉄道駅舎を襲撃! しかし、賞金稼ぎたちに待ち伏せされ、すさまじい銃撃戦となってしまう。強奪は失敗に終わり、バウンティ・ハンターたちからの激しい追跡から逃れたパイク一味は、新たな仕事を求めてメキシコへ向かうのだが…。

ペキンパーの殺しの美学が炸裂する“最後の西部劇” 映画史に残る傑作バイオレンス・アクション!

20世紀初頭、動乱のメキシコを舞台に、悪党ぞろいの3組の荒くれどもが、欲にからんで追いつ追われつ、血なまぐさい死闘を大画面に展開する超大型アクションの決定版。”最後の西部劇監督”サム・ペキンパーによる、スローモーションを多用した美しくも凄まじい暴力描写が圧巻の傑作。西部の男たちへの哀惜の思いを描ききった。

ウィリアム・ホールデンをはじめ、本作には当時の人気スターが多数参加した。またハリウッドの代表的スタントマンを大挙動員し、ロケ地パラスの全住民4万3千人の協力を得て撮影された。戦争アクションのスケールと西部劇の爽快感を組み合わせ既成の型を打ち破った、まさに新しいジャンルの娯楽大作であった。“ワイルドバンチ”とは“野蛮な群れ”の意味で動乱の戦場に血のにおいを求めてむらがる悪党たちの総称である。
(公開当時のパンフレットより一部抜粋)